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羽田新ルート|港区議会「21年第3回定例会」決算特別委員会(質疑応答)

港区議会の「21年第3回定例会」決算特別委員会(9月24日)で、羽田新ルートに関して、5名の質疑応答があった。

録画放映をもとに、テキスト化(約9千文字)しておいた。

※以下長文。時間のない方は「質疑応答のポイント」と最後の「雑感」をお読みいただければと。


質疑応答のポイント

※答弁は環境課長


山野井つよし 議員(みなと)

山野井つよし議員

山野井つよし議員(みなと政策会議<立憲民主党>、区議2期、元塾講師、成蹊大法学部政治学科卒、43歳)

山野井:技術的方策検討会、区の見解?

私からは、羽田の新ルートについてご質問をさせていただきたいと思います。
今年の5月27日に港区議会で、羽田空港の機能強化に係る学習会が開催をされました。この時の国交省の職員の説明は、いかに騒音を減らすかですとか、落下物をなくすか、という話ばかり主眼が置かれる一方、海上ルートなど代替ルートの検討など、港区や私たち港区議会・区民が要望している固定化回避に向けて検討している旨の説明等は全く無く、自民党さんから公明党さん、共産党さんまで、そこに出席をされていた全議員が不満を持ったといいますか、もっというと怒っていたというふうに私は認識をしています。


勉強会の後、個別に私は国交省の職員方とお話しはしたんですけれども、海上ルート等、他のルートは今のところ考えていないというような感じで、本当に酷いなというふうに怒りを感じたところです。


そしたなかで、入れ替えで他会派の方の代表質問に対して、区長は「羽田新経路の固定化回避に係る技術的方策検討会において、導入までに要する期間が短く騒音軽減効果が大きい2つの飛行方式に絞り込み、今後は安全性の評価など、導入への具体的な取り組みを実施していくこととしています。区としては固定化回避に向けた検討が進んでいるものと受け止めております」と答弁をされています。


そこでお伺いをいたします。区は羽田新経路の固定化回避に係る技術的方策検討会のどういった部分をとらえ、どう解釈をされて「進んでいる」というふうに評価をされているのか。区の見解をお聞かせてください。

環境課長
環境課長

課長:固定化回避に向けた検討が進んでいる

国は先月に開催された羽田新経路の固定化回避に係る技術的方策検討会において、これまで6つの飛行方式から、導入までに要する期間が短く騒音軽減効果が大きい2つの飛行方式に絞り込んでいます。

今後国はこれらの飛行方式について、安全性の評価や運航ルール策定、騒音軽減効果の検証など、導入に向けて具体的な取り組みを着実に進めていくとしていることから、区としては固定化回避に向けた検討が進んでいるものと受け止めております

山野井:都心上空を飛ぶルートの廃止に向けて取り組んでいただきたい

私も検討会の議事次第のほうを読ませて頂いて、暫定経路の作成ですとか、シミュレーションを実施とか、経路案を航空会社に提示等、書かれていて、都心上空を飛ばない新たな飛行経路の検討へと少しずつ進んでいるのかなと。固定化回避に向けた検討が進んでいるというふうに私も感じたところです。

これは港区はもちろんのこと、自民党さんから公明党さん、そして立憲民主党、共産党さんまで、全ての港区議会議員、そして何より区民の皆さんが一丸となって固定化回避に取り組まれた一つの成果かなというふうに感じているところです。ですが、まだまだ固定化回避に向けて希望が見えてきたという程度だと思います。

そもそもこの都心上空を通過する羽田新ルートは、報道等によれば国交省のその実現というのはなかなか厳しいと。難しい、消極的だったにもかかわらず、当時の菅官房長官が日本の国益を考えてということなのか、よもやご自身の選挙区の住民の利便性ということを考えてということはないと思いますけれども、いずれにせよかなり強く主導的に菅さんが進めたというふうに言われております。菅さんは今度の自民党の総裁選には出馬をされないということですので、ますます首相を辞めるということが決まっております。


ここで更に固定化回避に向けて推し進めて行かなければいけないと思います。これまで以上に区としては、固定化回避に向けて全力で都心上空を飛ぶルートの廃止に向けて取り組んでいただきたいと切に願っております

なかね大 議員(公明)

なかね大 議員(公明)

なかね大 議員(公明党、区議1期、プリンスホテル・パティシ、大阪あべの辻製菓専門学校卒卒、50歳)

なかね:HPで周知、どのようなことを重視?工夫?

羽田空港の機能強化に関する対応についての情報発信と周知についてお伺いいたします。

現在でもこの羽田空港の機能強化に関する課題は様々取り上げられており、区民の皆様の不安もまだまだあるかというふうに思います。そうしたなか、今回の質問にあたっては、もう一度この羽田空港の機能強化に関して、どういった歴史がたどられてきたのかということをもう一度知るべきだというふうに思いまして、これまでの本会議や各種委員会でなされました議論を議事録を読み返してみました


港区議会のホームページの会議録で「羽田空港」等の検索をしますと様々ヒットしてまいります。

この中で平成9年の2月の汐留地区対策特別委員会で、東京都の第三次長期計画が示されまして、そこで初めてこの羽田空港の機能強化に関することが紹介された。これが最初だというふうに認識をしております。

そこではこの紹介があった後に、とにかく羽田空港が機能強化されるということで、この港区のへのアクセスの強化についてどうなのかという質問が上がりまして以来、平成16年まではこういったアクセスのことに関して取り上げられた質問が多かったと認識をしております。


そのあと平成16年に、この羽田空港の機能強化の具体的な案が示されました。そこでは、北風によりますときに離陸時に港区の上を飛ぶような案が示されまして、これに対して報告をされました。これに対して平成16年の第1回定例会ではこの羽田空港の機能強化に対して初めて意見書が全会一致で採択されまして、提出をされております。

以来、本年の令和3年第2回の定例会までに、合計8回の意見書が採択をされて提出をされてまいりました。


その間、区民からは不安の声が請願として提出をされまして、議会としても慎重に審議を重ね、その声に寄り添ってまいりました。また区長はそうした声を受け、区民の不安を払拭すべく、国に対して3度にわたり、丁寧できめ細やかな情報提供がなされるように要請を重ねてこられます。

まさに区が一体となって、この問題に対して取り組んできたんだなということを改めて実感した次第でございます。


そうした取り組みが進むなかで、常に課題として挙がっていたのが、情報発信と周知についてであります。平成28年の請願審議におきましては、委員から区民に対しての情報発信とその周知が足りないという指摘がありまして、回答としましては「区としてもホームページでの情報発信とその周知に努める」という旨の回答がなされております。


そこでお聞きしたいのですけれども、これまで羽田空港の機能強化に関する対応についての情報をホームページで周知される際に、どのようなことを重視し、作成にあたってどのような工夫をされてきたのか教えてください。

環境課長
環境課長

課長:トップ画面の「注目情報」に常時掲示

羽田新飛行経路に関する情報については、区民等の関心が高いことから、区ホームページをご覧になる皆さんが分かりやすいよう、トップ画面の「注目情報」に常時掲示し、区が国に対して要請した内容や区独自に行っている騒音測定結果の速報を掲載するなど、区の取り組みを中心に作成しております。

なかね:より分かりやすい情報発信のためにHPの改善が必要

区民の皆様が分かりやすいようにということで、特に騒音のことに関して皆さん関心事があるということで、特に騒音の測定値なんかはすぐ分かるように掲載をされているというふうには感じております。

ただ、私はこの議事録を見返しまして、本当に区民、また議会、また行政が一体となってこの課題に対して取り組んでいるというその熱と、ホームページでも感じるその熱量のちょっと乖離を感じました


例えば、区のホームページに国の取組みなどのリンクが貼られているんですけれども、なかなかそのリンクまでたどり着かない。どこまでスクロールしていけばそこにあるのかっていうのがちょっと分かりづらい

また、これまでの国への要請についても掲載されているんですけれども、いくつも要請文がページにベタ打ちされてて、すごく一見みただけで、すごく煩雑していてよく分からない。

また、いつのタイミングでそれが提出されたものなのかっていうものが分からず、一覧性がないというふうに感じました。できれば区民の関心が高い羽田空港の機能強化に関する対応等については、さらに分かりやすいホームページとしてまとめていただくことが大事なんじゃないかなというふうに感じました。


例えば、お隣の品川区では、港区と同様に区民の関心が高いです。区のホームページでの情報発信についても、大変工夫がされているなというふうに感じております。品川区のホームページに羽田空港の機能強化についてというページがありますが、ここを開きますと冒頭に最新情報として項目がまとまっております。最近では8月31日の更新で、直近の技術的方策検討会の資料や2021年秋号のニュースレターなど、国交省のリンクが掲載をされております。


私も地域を回っていますと、こうした固定化回避に向けた区の取り組みを知らない方、また国がこういった具体的に検討を重ねているということを知らない方がいらっしゃいます。

それを聞くにつれ、もっともっと自分自身この周知に努めて行かなくてはいけないなというふうに感じるところですけれども、加えて区の情報発信とその周知についてはさらに強化をしていただきたいというふうに願うところです。


質問は、区が長年にわたり区民の声に真剣に向き合い、真摯に取り組んできた課題があるからこそ、より分かりやすい情報発信のためにホームページの改善が必要と考えますが、いかがでしょうか

課長:HPの改善に努めてまいります

羽田新飛行経路に関する情報を区民の皆さんに分かりやすく発信することは重要です。

これまでの国への要請や独自の騒音測定等の区の取り組みとともに、区が取り組んでいる羽田新経路の固定化回避の検討状況や、落下物の安全対策について、より分かりやすく表示してまいります。

情報を時系列に並べたり、一覧性を持たせるなどの工夫をし、ホームページの改善に努めてまいります

なかね:より良い情報発信になるよう努めていただきたい

区職員の皆さんが、様々な課題、また難しい問題に対しても、本当に真摯に向き合って、また真剣に取り組んでくださっているというのは本当に強く感じるところです。

だからこそ、熱が区民の皆様に伝わるようなホームページの掲載になるといいなというふうに考えております。是非、より良い情報発信になるよう努めていただきたいと思いますので、よろしくお願い致します。以上です。

兵藤ゆうこ 議員(みなと)

兵藤ゆうこ議員

兵藤ゆうこ議員(みなと政策会議<立憲民主党>、区議2期、美容業界出身、東海大卒、53歳)

兵藤:(区の騒音測定)速報値をどのように活用?

次に、羽田空港機能強化に向けた区の取り組みについてです。

区は令和3年8月13日金曜日から令和3年9月11日土曜日までの間、羽田空港新機能経路に係る南風運用時、区内の騒音について、青南いきいきプラザ、高陵中学校、白金小学校および本村小学校の4か所で測定を実施しています。区のホームページに測定値を掲載されています。


そこで質問いたします。今後この速報値をどのように活用されるのか。区の見解をお伺いいたします。

環境課長
環境課長

課長:国に分析結果を示し、活用するよう求めてまいります

区では6月4日から1か月間、区内6か所で、8月13日から1か月間、区内4か所で騒音測定調査を実施し、6月に行った測定結果と速報値は既に国に提供しています。

現在は8月の測定調査を含め、速報値と前年度の分析結果の比較等、詳細の分析を進めております。今後国に分析結果を示し、更なる騒音・安全対策や固定化回避の検討などに活用するよう求めてまいります

兵藤:第4回技術的方策検討会、どのように捉えているのか?

はい、ありがとうございます。本当に計るだけじゃなくて、分析して提案していただくということで、よろしくお願いいたします。


そこで、国へ海上ルートの検討を要望されていますけれども、第4回技術的方策検討会を受け、どのように捉えているのか、区の見解をお伺いいたします。

課長:固定化回避の検討を加速するよう強く求めてまいります

国は先月に開催された羽田新経路の固定化回避に係る技術的方策検討会において、これまで6つの飛行方式から、導入までに要する期間が短く騒音軽減効果が大きい2つの飛行方式に絞り込んでいます。

具体的な飛行ルート案については、これから検討していくこととなるため、現時点では示されておりませんが、引き続き固定化回避の検討を加速するよう強く求めてまいります。

兵藤:結果が出るような形でぜひ今後も宜しくお願い致します

先ほども山野井委員の質問からも、お答えをお聞きして、やはり港区議会としましては全会派一致で意見書、たくさんの意見書を国に上げて頂いてるということで、それらは非常に迅速に上げていただいているのでそれは感謝しているんですけれども、やはり結果が出るような形でぜひ今後も宜しくお願い致します。以上で終わります。

風見利男 議員(共産)

風見利男 議員
風見利男 議員(共産、区議9期、都立墨田工業高卒、76歳)

風見:ルート下の住人・勤労者を対象とした実態調査、準備状況?

次に、羽田の新飛行経路都心低空飛行ルートについてです。

第2回定例会で、「羽田都心飛行ルート下の住人・勤労者を対象とした実態調査と調査結果の公表を求める請願」が全会一致で採択されました。調査に向けての準備状況を教えていただきたい。

環境課長
環境課長

課長:実態調査、現在検討しております

国は先月に開催された羽田新経路の固定化回避に係る技術的方策検討会において、固定化回避に向け、導入などに要する期間が短く騒音軽減効果が大きい2つの飛行方式に絞り込み、今後は安全性の評価など、導入への具体的な取り組みを実施していくとしています。

また、国は最新の検討状況を区民の皆さんにお知らせするためのリーフレットを作成し、9月10日から全戸配布しています。

こうした国の対応状況を区民の皆さんにしっかり知っていただいた上で、お寄せいただいた意見を国に伝えていくべきと考えており、区民の声を確実に伝えていく方策として、実態調査について現在検討しております

風見:調査をするんですね?

国のやってることを答えてくれって言っているんじゃないんですよ。調査をして欲しいっていう請願が全会一致で通って、これをどうするんだって聞いてるわけだから、そこを答えなければ。

5分しかない質問で、あなたの答弁、私の質問以上に応えてるわけだから。そんなのないですよ。調査をするんですね

課長:実態調査、引き続き検討してまいります

国の検討を加速させるためにも、区民の意見を伝えることが重要であり、その方策として、実態調査について引き続き検討してまいります

風見:調査をする、ということいいわけですね?

請願の趣旨に基づいて調査をする、ということいいわけですね

課長:実態調査、引き続き検討してまいります

繰り返しとなりますが、国の検討を加速させるためにも、区民の意見を伝えることが重要と考えております。その方策として実態調査について引き続き検討してまいります。

風見:やるってことですね

やるってことですね。はい、わかりました。

清家あい 議員(みなと)

清家あい 議員
清家あい 議員(みなと政策会議、区議3期、青学卒、元産経新聞社会部記者、47歳)

清家:技術的方策検討会、港区の上空を飛ぶ飛行ルートが変更になる?

羽田空港の新ルートについてお伺いします。

住人・勤労者を対象とした実態調査
これまでにも何人もの委員の方が質問されてますが、まず最初に、要望になりますけども、風見委員がいま質問されていたれていたように、第2回定例会で全会一致で採択された請願「羽田新飛行ルート下の住人・勤労者を対象とした実態調査と調査結果の公表を求める請願」についてですが、私西麻布に住んでますけども、町会の方々から「区としてきちんとルート下の住民に対してアンケート調査を行ってほしい」という声を受けておりますので、早期実現をお願いしたいと思います。

騒音環境
ちょっと私事になりますが、14歳、中2の娘がおととい、コロナのワクチンの2回目を打って、昨日副反応で40度近い熱が1日中出ていて、熱が下がらないし頭も痛いし、ずっと泣いてて、解熱剤飲ませて、やっと寝てるかなと思ったら、午後から飛行機が飛んできて、窓を閉めてもカーテンも全部閉めても、ずっとうるさいんで、結局眠れないっていう状態でした。


騒音の問題は、区でも独自で調査してくださってますけど、ルートの直下とちょっとズレただけで全然音量が違うので、うちはもう直下で、だいたい高度500mで、一番上の階なんですけども、今年の8月、9月で港区が独自で調査を行ってくれてる西麻布いきいきプラザのすぐ近くですけど、そこの数値を見ても毎日のようにやっぱり75とか76dBぐらい出てます、最大で。その音というのは、一番近く近くで蝉の音がするとかパチンコ店くらいの音っていうのが3時間近く、数分おきに続くわけですね。

始まると、「あっ、始まった」っていう感じで、もうほんと拷問みたいな感じがします。


このルートがこのままなんだったら防音工事必要だなと思うんですけど。ご存知の通り航空機騒音防止法では住宅の防音工事は対象になるのがLdenが62dB以上が対象です。でも、62dB超えてますけど、遥かに。1日3時間だけなので、1日の総量に比べて毎秒ので取っ手いくと全然(Lden62dBに)ならないので、(防音工事の)結局対象になりません。自分でやるとかそういうふうにしかならないということになります。


今まで静かな住宅街で、突然こういうふうに轟音に晒されるようになって、それに対して何の補償もないと。そういう区民を守るのが地方自治の役割だと思いますし、港区民、こういうお家がたくさんあるので、西麻布だけじゃなくて、高輪台小学校のところなんてもっとすごい数値出てますし。住宅環境を守るために働いていただきたいと思っています。

技術的方策検討会
質問になりますが、国土交通省が羽田空港新ルートの地域住民に対して定期的に個別ポスティングしている「羽田空港のこれから」の「2021年秋号」の港区版が先週ポスティングされていました。iPadの資料でも共有させて頂いているんですけど、9月10日から1か月かけて区内に戸別配布されるということです。

港区版とか新宿版とか地域ごとで毎回違う内容、地域ごとに違う内容で発行されてます。この資料だとPDFで分かりづらいんですけど、表紙が「港区の皆さまへ」と書かれたページです。ここの「お知らせ」のところで、第4回「羽田新経路の固定化回避に係る技術的方策検討会」が8月25日に開催されて、2つの飛行方式が選定されましたっていうことが書かれています。


その下に、「羽田空港への導入に必要な取組の実施に要する期間が比較的に短く、かつ、騒音の軽減効果の大きい2つの飛行方式を選定しました」として、2つ飛行方式の図解が載ってます。「今後の取組」としては、「導入への具体的な取組を実施します」として、「安全性の評価」とかっていうのが列挙されてるんですけど、これを見て何を意味してるのかが分かる人がいるのかなって思います。

私はちょっとこれを読んだだけで分からなかったし、多くの区民には理解できないんじゃないかなと思います。変更することで一番知りたいのは――、要するにこれが今港区に与えている被害に対してどういう影響がこの変更によって起きるのかってのが分からないからですけど。この図解に地図が書かれてないので、完全にどこのルートを飛ぶことを想定して、どういうふうに変更しようとしてるかってのが見えてこないのが原因かなと思います。


港区としては、この技術的方策検討会での議論の内容をどう理解して、港区の上空を飛ぶ飛行ルートが変更になるという意味で理解してるかどうか、国土交通省の今後の取り組みについてどのように聞いているのか、お伺いします。

環境課長
環境課長

課長:具体的な飛行ルート案、現時点では示されておりません

国は先月開催された羽田新経路の固定化回避に係る技術的方策検討会において、これまで検討されていた6つの飛行方式から、導入までに要する期間が短く騒音軽減効果が大きい2つの方式に絞り込み、更なる検討をしていくとしており、区としては固定化回避に向けた検討が進んでいると理解をしております。


この2つの飛行方式が導入された場合の具体的な飛行ルート案について、これについてはこれからの検討となるため現時点では示されておりません

国の今後の取り組みについては、安全性評価や運航ルールの策定、騒音軽減効果の検証など、具体的な取り組みを実施し、その進捗を踏まえて第5回検討会を開催すると聞いており、手続き国の固定化回避に向けた検討状況を注視してまいります。

清家:広報の改善をお願いしたい

ありがとうございます。広報について、次にお伺いします。

先ほど、なかね委員からも質問がありました。ちょっと被ってしまうかもしれないですけど、要望に応えていただいて港区のホームページのトップページの「注目情報」っていうところに羽田空港機能強化のページを、なぜか下から3番のところなんですけど、いつも常に見えるように、そこに常設してくださっていて大変有難く思っています。


新型コロナウイルスの感染拡大で航空需要が激減したり、想定以上の騒音が計測されていたり、国土交通省で技術的方策検討会が設置されて議論がされたりと、状況がどんどん変化してるなかで、今港区も港区議会も一丸となって固定化回避に向けて国に対して意見書も出すなどして活動してるなかで、そうした区の立ち位置をはっきり示す必要があると思います。


港区が独自で行っている騒音の測定結果の表なんかも、どうしてこういう地点を選んでいるのかとか、これ国に提出されてますよね、検討会に。それとか、そういうことも書いてあるともっといいかなと思うし、調査結果を載せるだけじゃなくて、その分析なんかも書いて、説明が書いてあったら分かりやすいかなと思います。

あとホームページのもう少し目立つところに置くっていうことも含めて、広報の改善をお願いしたいと思いますが、見解を伺いします。

課長:区HPに分かりやすく掲載してまいります

羽田新飛行経路に関する区の取り組みを区民の皆さんにご理解いただくため、今後は羽田新飛行経路に関する区の考えや区独自の騒音測定の経緯や、騒音結果の見方などについても区ホームページに分かりやすく掲載してまいります。

清家:よろしくお願いいたします

分かりました。是非よろしくお願いいたします。質問以上です。

雑感(5議員と課長の印象…)

決算特別委員会(9月24日)の「環境清掃費」で登壇した19人のうち羽田新ルートを取り上げたのは5人(みなと政策会議3人、公明1人、共産1人)。

5人の議員と環境課長の印象を以下に記す。

山野井つよし 議員(みなと)

議員の「固定化回避に向けて希望が見えてきたという程度だと思います」という認識は正しいのだろうか。

固定化回避とは、羽田新ルートによって現在騒音などの悪影響を受けている住民にとって、将来緩和されるかような幻想を抱かせるマジックワードだというのが筆者の認識である。

なかね大 議員(公明)

港区の公明党議員が19年以降、定例会本会議の舞台で羽田新ルート問題を取り上げたのは2回(次表)。いずれも杉本とよひろ議員であった。

羽田新ルートに係る定例会本会議代表・一般質問人数 (港区議会の党派別内訳)
羽田新ルート|港区議会「21年第3回定例会」質疑応答」より

なかね議員は「今回の質問にあたっては、(略)これまでの本会議や各種委員会でなされました議論を議事録を読み返してみました」という発言のあと、過去の経緯を長々と紹介。HP改善提案止まりだったのは付焼刃だからなのか、それとも羽田新ルートを推進している公明党だからなのか

どうせなら、港区HPの「羽田空港の機能強化」のページにどの程度のアクセス数があるのかまで質問してほしかった。

兵藤ゆうこ 議員(みなと)

重要項目につき(①港区が公表している騒音測定結果、②第4回技術的方策検討会)、短時間で要領を得た質問の投げ方は高く評価したい。
風見利男 議員(共産)

全会派一致で採択された「羽田都心飛行ルート下の住民・勤労者を対象とした実態調査と調査結果の公表を求める請願」の実施状況につき執拗に迫る姿勢は評価したい。
清家あい 議員(みなと)

冗長に過ぎる質問の仕方は清家議員の持ち味の一つなのかもしれないが、文字に起こしてみると、上記のように小見出し(①住人・勤労者を対象とした実態調査、②騒音環境、③技術的方策検討会)を付けないと読むに堪えないのが難点。

環境課長

5人のうち公明1人を除いた4人の議員に対して、コピペ答弁を投げ返す厚顔課長。

国は先月に開催された羽田新経路の固定化回避に係る技術的方策検討会において、(略)2つの飛行方式に絞り込んでいます。

また、風見議員(共産)から住民・勤労者を対象とした実態調査の実施を何度も迫られても「引き続き検討してまいります」と打ち返す。

「検討」はするが、実施することは決して確約しないという、お役人の答弁に徹しているところはある意味スゴイ。

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