2021年(令和3年)の東京都議会議員選挙は、6月25日告示、7月4日投開票。羽田新ルートに係る各党の公約を以下に整理しておく。
※投稿21年4月21日(更新21年6月24日)
※東京都議会HP「会派等別議員名簿」掲載順(3月31日現在)
- 都民ファースト:※羽田新ルートに係る公約なし
- 自民党:羽田空港の機能強化と利便性の向上を図ります
- 公明党:※羽田新ルートに係る公約なし
- 共産党:羽田新ルート、きっぱり中止
- 立憲民主党:固定化を避ける
- 東京みらい:未掲載
- 生活者ネット:撤回
- その他無所属
都民ファースト:※羽田新ルートに係る公約なし
都民ファーストは6月15日、政策集2021を発表。
羽田新ルートに係る公約なし。
自民党:羽田空港の機能強化と利便性の向上を図ります
都議会自民党は6月8日、都議選に向けた公約を発表。東京都議会自由民主党HPに「TOKYO自民党政策集2021年版」「TOKYO自民党政策集2021年・詳細版」として掲載されている。
羽田新ルートについては下記の言及のみ(P18)。
羽田空港の機能強化と利便性向上を図ります
(TOKYO自民党政策集2021年版 P18)
関連事項としては、P24に次の記載がある。
2025年までに、
年間3,000万人の観光客を迎え入れます
- (略)
- 羽田空港を24時間稼働します
- (略)
公明党:※羽田新ルートに係る公約なし
2021 都議会議員選挙 特設サイトには、政策目標「チャレンジ8」が掲載されているが、羽田新ルートに係る公約なし。
共産党:羽田新ルート、きっぱり中止
日本共産党東京都委員会は5月13日、都庁で記者会見し、都議選に向けた訴えと重点公約を発表。「2021都議選にむけた日本共産党の訴えと重点公約(要旨)」として掲げた7つの重点公約の4番目「大企業のもうけ優先の政策を転換し、持続可能な東京に」のなかに、羽田新ルートの中止が掲げられている。
[4]大企業のもうけ優先の政策を転換し、持続可能な東京に
- 不要不急の大型開発などの見直しで、福祉・くらしの財源を確保
- 羽田新ルート・外環道・カジノ…「三つの大問題」をきっぱり中止
- (以下略)
立憲民主党:固定化を避ける
立憲民主党東京都連合会は5月31日、「みんなと作る都議選政策2021完成」を公表。
27枚からなる選挙公約の21枚目、「7まちづくりの推進と地域産業の支援」の「7-① 都市基盤の整備とまちづくりの推進」の一番最後の項目として掲げられている。
羽田空港の新飛行ルートについては、固定化を避けるための取り組みを早急かつ具体的に進め、見直しを図るよう国に対して求めていきます。
※一枚づつめくらないと閲覧できない仕様で読みづらいので、PDF(7.2MB)を作成した。
※「固定化回避」は、これから都議選や衆院選に挑む候補者にとって都合のいい表現なのである。
東京みらい:未掲載
※無所属 東京みらいHPには選挙公約未掲載(6月24日現在)
生活者ネット:撤回
(山内れい子氏、北多摩第二)
※東京・生活者ネットワークHPの「2021東京都議会議員選挙政策」のなかに「都心低空・羽田新飛行ルートは撤回へ」が掲げられている(4月11日現在)。
その他無所属
- 自由を守る会(代表 上田令子氏、江戸川区、元都民F)
※自由を守る会HPに選挙公約未掲載(6月24日現在) - 東京維新の会(西郷あゆ美氏、中央区、元都民F)
東京維新の会2021都議選マニフェスト(6月4日発表)首都圏空港の機能強化及び利用者の利便性向上を図るため、羽田空港と成田空港の運営を一元化した上で、民営化を実現する。
- 表現の自由フォーラム(栗下善行氏、大田区、元都民F)
※立憲民主党に入党し、都議会立憲民主党に合流(4月20日現在)
※HPに選挙公約未掲載(6月24日現在) - 新風( 大場やすのぶ氏、世田谷区、元新風自民党)
※HPに羽田新ルートに係る公約なし(6月24日現在)
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