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不動産業 業況等調査(20年7月)|成約件数・モデルルーム来場者数の指数、リーマンを大きく下回る

土地総合研究所は8月27日、「不動産業業況等調査結果(20年7月実施)」を発表。

「成約件数」「モデルルーム来場者数」の指数、ともにリーマンショックを大きく下回っている。恐るべし新型コロナ。


もくじ

住宅・宅地分譲業(調査結果)

  • モデルルーム来場者数」の指数は、前回から22.1ポイント下落し-84.6ポイントとなった。5期連続して減少傾向にあるとの見方が続いている。

  • 成約件数」の指数は、前回から24.0ポイント下落し-74.0ポイントとなった。5期連続して減少傾向にあるとの見方が続いている。

  • 在庫戸数」の指数は、前回から34.7ポイント下落し-18.0ポイントとなった。平成21年4月調査以降45期連続して減少傾向にあるとの見方から、増加傾向にあるとの見方に転じた

  • 販売価格の動向」の指数は、前回から3.3ポイント上昇し14.8ポイントとなった。平成24年7月調査以降33期連続して上昇したとする回答が下落したとする回答を上回っている

「住宅・宅地分譲業」の変化を可視化

これだけではよく分からないので、長期的なトレンドを可視化すべく、過去の発表資料もひも解き、「販売価格の動向」「在庫戸数」「成約件数」「モデルルーム来場者数」それぞれの指数を可視化してみた(次図)。

販売価格指数は高止まりのまま、新型コロナの感染拡大の影響を受けて成約件数・モデルルーム来場者数の指数、ともにリーマンショックを大きく下回っている。

モデルルーム来場者数などの動向 (三大都市圏・地方主要都市の住宅・宅地分譲業)


折れ線の動きが激しくて、分かりにくい。

そこで、近似曲線(5次の多項式近似)を重ねてみた(次図)。

モデルルーム来場者数などの動向

上図から読み取れる長期的なトレンドは次の通りである。

  • 「販売価格」指数、約10年周期の下降入りせず、高止まりのまま
  • 「成約件数」「モデルルーム来場者数」指数、ともに大きく下落
  • 「在庫戸数」指数、増加傾向に転じる

【参考】各指数の定義

この調査は、毎四半期(1月、4月、7月、10月)、三大都市圏と地方主要都市で不動産業を営む業者に対して郵送またはEメールにてアンケート形式で実施されている。今回の調査は134社を対象(うち住宅・宅地分譲業は41社、回収数28社・回収率68.3%)。

各指数の定義は次のとおり。

  • 販売価格の動向、成約件数、モデルルーム来場者:
    {増加(上昇)したとする回答数-減少(下落)したとする回答数}÷全回答数×100
  • 在庫戸数:
    {減少したとする回答数-増加したとする回答数}÷全回答数×100
  • 「横ばいである」「変わらない」の回答は、0として算定(-100~+100、0が判断の分かれ目)

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