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羽田新ルート|猛暑日の3機連続ゴーアラウンド【追記あり】

猛暑日を記録した8月15日、南風時に都心上空を通過して羽田に到着するルートで、3機連続のゴーアラウンドが観測された。

以下、備忘録としてまとめておく。


もくじ

3機連続ゴーアラウンド

ゴーラウンド(着陸やり直し)を実施した3機の内訳を次表に示す。

ゴーアラウンド発生状況(8月15日)
羽田空港飛行コース」の「航跡動画」をもとに調べた。

 

3機の乗客は、2回目の都心上空からの都市景観を約25分間楽しめたことになる(次図)。

3機連続ゴーアラウンド
「羽田空港飛行コース」の「航跡図」に筆者加筆

ゴーアラウンド発生時の気温35度

3機連続でゴーアラウンドが発生した当時の羽田の気象はどうだったのか?

気象庁のデータを見ると、当時の羽田の気温は34.8~35.1度、南~南南西風(平均風速5.4~5.8m/s)が吹いていた(次図)。

羽田の気象状況とゴーアラウンド発生時刻の関係
気象庁|過去の気象データ」を元に筆者作成

降下角3.8度超え!?

羽田新ルートが騒音対策のためとして降下角3.45度で運用されることに、世界中のパイロットが大いに懸念している。

特に、気温が高くなる夏場は、降下角が3.8度近くになる可能性が指摘されていた。

夏季の数ヶ月間、外気温は40℃近くまで上昇することから、進入角は3.8度近くにまで達し、ほとんどのパイロットが今まで経験したものとは大きく異なる進入角を経験することになります。

(IFALPA(国際定期航空操縦士協会連合会)「羽田に関する新進入方式」20年1月20日)

※詳しくは、「羽田新ルート|降下角3.45度、パイロットらの懸念」参照。

 

Flightradar24のデータをもとに、3機連続ゴーアラウンドしたときの飛行断面を可視化したのが次図。

1機目(小型機)の飛行状況を見て、2機目(中型機)、3機目(大型機)は早めにゴーアラウンドに切り替えたのだろうか……。

ゴーアラウンド時の飛行状況(3機連続)8月15日

 

さらに、横軸を滑走路末端までの距離、縦軸を飛行高度として、1機目(JAL694、小型機)の降下角を可視化したのが次図。

新宿駅の上空あたりから3.85度より急角度で降下しているように見えないだろうか。

飛行高度の変化/C滑走路到着ルートJAL694(8月15日)
※国交省の想定高度(青色数字)は、「FAQ冊子v6.2」に掲載されている新飛行経路図中の数字による。

【追記】ゴーアラウンドの原因はバードストライク

※8月18日追記

8月18日14:18、下記ツイートが流れてきた。

実際は先行するSKY514がタッチダウン直後にバードストライク。着陸許可の出ていたJAL694に管制からゴーアラ指示して滑走路クローズ。後続2機も管制指示によるゴーアラです。 

8月15日のSNS情報を確認したところ、ゴーアラウンド機の乗客と思われる複数の人からもバードストライク起因のゴーアラウンドである旨のツイートが確認できる。

よって3機連続のゴーアラウンドの原因は猛暑ではなく、バードストライクであったといたしたい。
ただし、降下角3.8度超え問題はバードストライクとは別の話。

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※日付は投稿日

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