当初の大方の予想通り、現職の小池百合子が圧勝で再選された(次図)。
東京都選挙管理委員会のホームページに公開されているデータを元に今回の都知事選挙の結果を振り返ってみよう。
ざっくり言うと
投票率
23区投票率ベスト3、文京・千代田・世田谷区
投票率べスト10は下記のとおりである(島部を除く)。
23区で投票率べスト10に入ったのは、文京(63.0%)、千代田(59.5%)、世田谷(58.3%)。
- 投票率%(投票者数/投票総数)
- 1位:檜原村(64.4%)
- 2位:文京区(63.0%)
- 3位:奥多摩町(61.8%)
- 4位:武蔵野市(60.4%)
- 5位:国分寺市(59.7%)
- 6位:狛江市(59.6%)
- 7位:千代田区(59.5%)
- 8位:国立市(59.3%)
- 9位:三鷹市(58.6%)
- 10位:世田谷区(58.3%)
23区投票率ワースト3、港・足立・江戸川区
投票率ワースト10は下記のとおりである(島部を除く)。
23区で投票率ワースト10に入ったのは、港区(49.3%)、足立区(49.6%)、江戸川区(50.7%)。
- 投票率%(投票者数人/選挙当日有権者数人)
- 1位:福生市(47.9%)
- 2位:武蔵村山市(48.3%)
- 3位:瑞穂町(48.6%)
- 4位:港区(49.3%)
- 5位:足立区(49.6%)
- 6位:江戸川区(50.7%)
- 7位:八王子市(50.9%)
- 8位:葛飾区(51.9%)
- 9位:青梅市(52.3%)
- 10位:昭島市(52.6%)
投票率は西高東低!?
投票率データを地図に落としてみると、なんとなく西高東低に見えなくもない(次図)。前回の都知事選の投票率でも同様の傾向が見られた。
候補者別の得票率
候補者・区別得票率の内訳(上位6名)を次表に示す。
小池氏、相対的に都心部での得票率が低い
小池ゆりこ氏の得票率TOP10自治体は次の通り。
- 1位:奥多摩町(79.5%)
- 2位:檜原村(77.6%)
- 3位:瑞穂町(74.5%)
- 4位:日の出町(71.8%)
- 5位:あきる野市(70.1%)
- 6位:武蔵村山市(69.3%)
- 7位:青梅市(68.7%)
- 8位:羽村市(67.9%)
- 9位:昭島市(66.3%)
- 10位:福生市(66.2%)
小池氏は、相対的に都心部での得票率が低い(次図)。
宇都宮氏、小池氏の得票率が低い地域で高い
宇都宮けんじ氏の得票率TOP10自治体は次の通り。
- 1位:武蔵野市(17.9%)
- 2位:国立市(17.7%)
- 2位:杉並区(17.7%)
- 4位:小金井市(17.5%)
- 5位:国分寺市(16.7%)
- 5位:清瀬市(16.7%)
- 7位:文京区(16.6%)
- 8位:中野区(16.5%)
- 9位:三鷹市(16.4%)
- 10位:渋谷区(15.9%)
相対的にではあるが、宇都宮氏の得票率は小池氏の得票率が低い地域で高い(次図)。
山本氏、小池氏の得票率が低い地域で高い
山本太郎氏の得票率TOP10自治体は次の通り。
- 1位:渋谷区(13.1%)
- 2位:目黒区(12.2%)
- 3位:杉並区(12.1%)
- 4位:世田谷区(12.0%)
- 5位:中野区(11.9%)
- 6位:三鷹市(11.7%)
- 7位:港区(11.5%)
- 8位:国立市(11.4%)
- 9位:新宿区(11.3%)
- 9位:調布市(11.3%)
相対的にではあるが、山本氏の得票率は小池氏の得票率が低い地域で高い(次図)。
小野氏、都心部での得票率が高い
小野たいすけ氏の得票率TOP10自治体は次の通り。
- 1位:港区(16.4%)
- 1位:中央区(16.4%)
- 3位:千代田区(15.6%)
- 4位:目黒区(14.1%)
- 5位:文京区(13.5%)
- 6位:渋谷区(13.3%)
- 7位:品川区(12.3%)
- 8位:世田谷区(12.2%)
- 9位:新宿区(12.0%)
- 10位:武蔵野市(11.8%)
相対的にではあるが、小野の得票率は都心部が高い。
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