国土交通省は4月30日、「住宅着工統計(令和2年3月分)」を公表。
前年同月比で軒並み大幅なマイナスになっているのは、前年同月の着工戸数が著しく多かったことの反動。新型コロナの影響はこれから。
ざっくり言うと
20年3月の住宅着工動向について、次のように記されている。
新設住宅着工戸数は 70,729戸。
- 前年同月比7.6%減、9か月連続の減少。
分譲住宅は 21,220戸(前年同月比16.1%減、5か月連続の減少)
- マンションは 9,500戸(同28.7%増、 先月の増加から再びの減少)
これだけでは、よく分からないので、いつものようにマンション関連のデータを中心に可視化してみよう
【全国分譲マンション】前年同月比▲28.7%減
3月は前年同月比▲28.7%減。
「 先月の増加から再びの減少」であることが確認できる(次図)。
【首都圏分譲マンション】前年同月比▲36.3%減
三大都市圏別の分譲マンション着工戸数の推移を次図に示す。
※黒色破線は、多項式(5次)の近似曲線。以下同じ。
上図は季節変動があるので分かりにくい。そこで首都圏について、前年同月比の増減を可視化したのが次のグラフ。このグラフであれば、季節変動の影響を排除できる。
首都圏では、前年同月比▲36.3%減。
【都内の分譲マンション】前年同月比▲45.1%減
1都3県の分譲マンション着工戸数の推移を次図に示す。
上図も季節変動があるので分かりにくい。次のグラフであれば、季節変動の影響を排除できる。
都内の着工戸数は前年同月比▲45.1%減。
各年3月の変化を可視化したのが次のグラフ。
例年並み。
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