羽田新ルートの運用開始(3月29日)に向けて、いよいよ最終試験である、実際に乗客を乗せた旅客機を使った「実機飛行確認」が昨日(1月30日)から始まった。
羽田空港を出発して北風時に荒川に沿って北上する飛行ルートの試験は1月30日から2月12日の間、7日程度かけて実施されることになっている。
実施時間帯は、午前中(7時から11時半)と午後(15時から19時、うち3時間)が対象なのだが、昨日は北風になったのは17時頃から。
羽田新ルートを最初に飛んだのはJAL285便(羽田⇒出雲)
羽田新ルートを飛行する旅客機第1号となったのは、JAL285便(羽田17:15 →出雲18:45、B767-346ER機)。
荒川河口あたりでホバリングしているエアバス・ヘリコプターズ(H125)は、記念すべき第1号機を撮影しているのだろうか(次図)。
flightradar24より
実機飛行確認の実施状況(1月30日)
1月30日に北風時の出発ルートを飛行したのは、合計24機(次表)。
17時台が10機(2.7分に1機)、18時台が14機(3.2分に1機)。24機のうち、国際線は北京空港に向かった2機だけ。あとは全て国内線だった。
※上表を作成するにあたり、「Flightradar24」(スウェーデンの航空ファンが構築した、飛行中の民間航空機の現在位置をリアルタイムに表示しているウェブサイト)を利用した。チェック漏れがあった場合にはご容赦。
飛行騒音については、早ければ本日(=飛行した翌日)、国交省、都、区がそれぞれ速報値を下記サイトで公表することとしている。
【追記】騒音レベル、推定値と速報値との比較
国交省は速報値を公表(次図)。
測定局は次の2か所。
- 江戸川区立第五葛西小学校
- 東京都交通局大島総合調査
2日目(1/31)と3日目(2/1)は筆者が推定していた最大騒音レベルを超えている(次表)。
「各測定局での騒音レベル(推定)」に国交省速報値を加筆
国(2か所)、東京都(1か所)、江戸川区(1か所)の騒音測定局で計測された最大騒音レベルを地図に落としておいた(次図)。
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