国交省は1月23日、西東京市と志木市(埼玉県)で情報発信拠点(パネル展示)を開設することを公表した。
西東京市と志木市も羽田新ルートが通過する市に含まれていなかったためなのか、これまで教室型説明会はおろかオープンハウス型説明会さえ開催されてこなかったのだが……。
西東京市・志木市で初めてのパネル展示
国交省が羽田新飛行ルートに係る第6フェーズ説明会(オープンハウス型説明会)の開催日程を公表したのは昨年の10月29日(羽田新ルート|第6フェーズ説明会は消化試合)。
それとは別に国交省は1月23日、西東京市と志木市で情報発信拠点(パネル展示)を開設することを公表した(次図)。
西東京市では、西東京市役所田無庁舎の2階展示スペースで2月2日(日)から8日(土)までの1週間、「情報発信拠点」(パネル展示)が開設される(次図)。
志木市では、旧・志木駅前出張所で2月4日(火)から8日(土)までの5日間、「情報発信拠点」(パネル展示)が開設される(次図)。
「情報発信拠点」(パネル展示)が開設されるのは、今回の2市で54か所目になるのだが、西東京市も志木市も開設は初めて(次表)。
国交省の実績作りは続く…
国交省がこれまでに羽田新ルートに係る「情報発信拠点」(パネル展示)を開設したのは、17年度11か所、18年度19か所。19年度24か所(1月23日現在)。
西東京市・志木市はHPで周知
西東京市はどうしているのかと言えば、1月23日に市HPで周知している(次図)。
また、志木市も市HPで1月23日に周知しているが(次図)、トップページのイベントカレンダーにしかリンクが貼られていないので、この情報にアクセスできる志木市民はほとんどいないのではないか。
ちなみに、両市とも最新の広報紙では周知していない(広報西東京1月15日号、広報しき1月号)。
雑感(予算消化…)
西東京市も志木市も羽田新ルートが通過する市に含まれていなかったためなのか(次図)、これまで教室型説明会はおろかオープンハウス型説明会さえ開催されてこなかった。
「新飛行経路図|羽田空港のこれから」にピンク色部分を加筆
また、両市は、昨年の11月18日から開始された第6フェーズのオープンハウス型説明会(36会場、延べ開催日数60日)の対象にもなっていない。
国交省は、予算消化するために「情報発信拠点」(パネル展示)の開催回数を調整しているということはないのか……。
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