国交省が10月29日に開催した「羽田空港の制限表面の変更に関する公聴会」で公述したのは55名(賛成29名、反対26名)。
賛成29名は、航空・観光業界など。反対26名は、区議、自営業、無職など。
※詳細は「羽田新ルート|公聴会の傍聴記録」参照。
賛成公述人29名、どのような人たちなのか
羽田新ルート計画に賛成の立場から公述した29名はどのような人たちなのか。職名などが不明の公述人4名のプロフィールを調査し、業界ごとに整理したのが下表。
航空業界(15名)、観光業界(3名)、その他業界(8名)、個人(3名)。何のことはない、29名のうち利益団体が26名。個人としてホントに賛成しているのは多くても3名でしかないのである。
「会社員」としか書かれていない5名のうち2名は航空関係のOB(元、大阪航空局長。元、中国地方整備局港湾空港部長)だし、1名は日本航空(株)東京空港支店 副支店長。さらに言えば、団体役員1名(元、関西空港事務所長)と会社員1名(元、中国地方整備局港湾空港部長)は、公聴会当日欠席し、国交省が公述書を代読しているのである。
職名などが不明になっていた航空業界関係者4名がいなければ、賛成公述人は25名だから、反対公述人26名を下回っていたことになる。国交省は反対公述人26名を上回るために、航空関係OBなどに無理やり声掛けしたということはないのか。