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羽田新ルート|渋谷・港・品川区議会vs国交省(19年9月)

渋谷・品川区議会で全会派一致での羽田新ルート反対の意見・決議にもかかわらず、地元の理解は得られたとして来年3月から羽田新ルートの運用開始を決定した国交省。

その国交省は9月に入って、渋谷・港・品川区議会に呼ばれて説明。残念ながら、区民の傍聴は許されず、議事録もネット中継もないので、どのようなやり取りがあったのか詳細は不明。

ただ、SNSを通して、概要を把握することはできるので、まとめておいた。

以下、筆者コメント(※)を朱書き


もくじ

渋谷区議会(9月3日):試験飛行は小・中型機で

「交通・公有地問題特別委員会」(定員8名)のメンバーによる国交省へのヒアリングが9月3日に実施された。

以下の内容は、Galbraithian氏@galbraithian999による堀切ねんじん渋谷区議(れいわ渋谷。れいわ新撰組とは関係ない)への聞き取りメモ(9月3日ツイート)より抜粋。

※堀切議員以外の発言内容は不明。

堀切区議によると、国交省との懇談会は1時間程度。国交省が15分程度説明をしてあとの40分くらいを質問するつもりで望んだが、実際は国交省がリリースとして公開している資料を読み上げて大半の時間を使ってしまい、十分な質問ができなかったとのこと。

結果、各委員は1~2問程度しか質問できず

堀切委員は国交省に対しオープンハウス型の説明会開催を要望。対して国交省は「今後、区と協議して考えます」と実質ゼロ回答。堀切区議によると説明した国交省の役人は課長級、区役所でいう係長クラスなので、決済権限がなく迂闊なことを言えないとのこと。

堀切委員が「16mの小型機での試験飛行なんて誰も望んでいない」と発言したら、現在行っている試験飛行はILSのチェックで、実際の羽田新ルートを飛行しているのではないと説明されたという。

今後、来年の1月中は周知期間、1月末から737型機(全長33.6m)と787型機(同62.7m)での試験飛行を行うとのことだが、堀切区議は、これよりも大きな777型機での試験飛行の必要性や、試験飛行後の3月にも改めて説明会が必要と訴えた。

※今回のヒアリングで新たに分かったこととして、来年1月末から実施される試験飛行は小型機(B737)と中型機(B787)で行われること。つまり大型機(B777)では行われない。

港区議会(9月4日):国交省担当者を講師に学習会

港区議会で9月4日10時から「羽田空港機能強化に係る学習会」が実施された。講師は航空局航空ネットワーク部首都圏航空課課長 桑本浩司氏、東京国際空港環境企画調整室室長 鈴木信昭氏、専門官 曽我昭雄氏の3名(ほか1名?)。議員34名のうち23名が出席。

港区議会で羽田空港機能強化に係る学習会
港区議会Facebook 9月4日より

港区議会で羽田空港機能強化に係る学習会が開会。国土交通省担当課長らから前回の学習会(2018/10/31)以降、本日までの経緯や今後の展開について詳細を伺います。議員34名のうち23名が出席しています。

黒崎 ゆういち区議(自民)9月4日ツイート

 

以下、なかまえ由紀区議(無所属)のブログからの抜粋

※(回答)は、なかまえ氏の質問(?)に対する国交省の回答。

(回答)来年1月からは民間旅客機を使って飛行検査を行う予定。早期の実施を目指す。

(回答)第5滑走路増設に関しては読売新聞でそのような報道が出てびっくりしている。都心ルートのオリンピック後の対応や第5滑走路に関しては現段階では白紙。

(回答)イレギュラー運行発生時には航路下の13区に情報提供する。

 国交相は住民の理解を得たと考えていると明言しており、そこについて議論しても平行線だと感じました

 その他、車輪を出すことと氷塊の落下に相関関係はない、資産価値は様々な要因で総合的に決まるので、都心ルートと資産価値下落の相関性は不明。
というようなことも言及されてました。

※特に目新しい話は見当たらない。むしろこの時期に港区議が国交省の担当者を講師に招いて「学習会」を開催していることに違和感を覚える。

品川区議会(9月6日):自公区議からの発言なし

9月6日午後2時から第一委員会室。対象は40人の区議全員。

23分の説明後、質疑へ。12人が質問。「容認できない」決議を突きつけるも、「あれは3月時点の決議」「新たな決議が出ても8/8の大臣の決定に沿って進めていく」と区議会ガン無視の姿勢が一層鮮明に。国は決定を伝えにきただけでした。自公区議から発言はありませんでした

安藤たい作区議(共産)9月6日ツイート

 

私と国交省とのやり取りでは、まず『容認できない』区議会決議を無視し、地元の理解を得たと、勝手に運用決定したことに抗議し、決定の撤回を主張し、国交省に品川区議会は容認できないと思っていることを認めるか?と質問。国は落下物、騒音の追加対策を行ったことを前提に理解は得られたとへりくつ

なかつか亮 区議(共産)9月7日ツイート

ネットさんは傍聴不可とした問題や進入角度。立憲さんは増便による効果を高め、区民を安く見ていると追及。西本無所属区議は、この場をもって区議会が理解を得たとは思わないで欲しい、N国くにば区議は、理解が得られたとは国交省は勘違いしてるとズバリ。国の答弁は資料を読み直す感じと相変わらず

 (同上)

※特に目新しい話は見当たらない。ガス抜きの場になってしまっているのか、あるいは国交省の「丁寧な説明」のアリバイ作りにされているみたいな……。

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2019年6月1日、このブログ開設から15周年を迎えました (^_^)/
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