国交省が羽田新飛行ルートに係る「情報発信拠点」(パネル展示)を開設するのは、今回の練馬区で43か所目。練馬区では4回目(今年度2回目)。
練馬区内で4回目のパネル展示
国交省が運営しているサイト「羽田空港のこれから」を閲覧していて、8月27日付けで「練馬区における情報発信拠点の設置について」のお知らせが掲載されていることに気がついた。
練馬区役所1階アトリウムで、9月2日(月)から9月7日(土)までの6日間、羽田新飛行ルートに係る「情報発信拠点」(パネル展示)が開設される(次図)。
練馬区における情報発信拠点の開設について
国交省が羽田新飛行ルートに係る「情報発信拠点」(パネル展示)を開設するのは、今回の練馬区で43か所目。練馬区では4回目(次表)。
国交省の実績作りは続く…
国交省がこれまでに羽田新ルートに係る「情報発信拠点」(パネル展示)を開設したのは、17年度11か所、18年度19か所。19年度13か所(8月27日現在)。
練馬区はHPで周知
練馬区はどうしているのかと言えば――
「羽田空港の機能強化」のページで周知(次図)。
でも、練馬区トップページの「新着情報一覧」に掲載されていないので、一般の人はアクセスすることは困難だ。
『ねりま区報』最新号(8月21日号)にも掲載されていない。次号(9月1日号)に掲載されれば、パネル展示開始日(9月2日)に滑り込みセーフということにはなるが。
雑感(なぜ、練馬区でこの時期に…)
なぜ、これまで3回もパネル展示が行われていた練馬区で、ドタバタと4回目のパネル展示をやろうとしているのか。しかも、前回練馬区内でパネル展示が行われたのは2か月前(6月25日~6月29日)なのに。
考えられる理由は、次の通りだ。
練馬区民の3割(21万人)が羽田新ルートの騒音の影響を受ける可能性があるのに、これまで教室型説明会が開催されたのは2回だけ(19年5月27日、6月3日)。同説明会に参加できたのは210名、騒音被害を受ける住民の0.1%でしかない。
練馬区議会の「19年第2回定例会」本会議一般質問(6月19日)で、やない克子議員(生活者ネットワーク)が「今後も教室型説明会の開催を国に要望すべき」と発言。
やない議員の発言を受けて、国交省は「丁寧な説明」のアリバイ作りの一環で、今回のパネル展示でお茶を濁そうとしているのではないのか。
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