民泊新法(住宅宿泊事業法)が18年6月15日に施行されて1年2か月が経過。
中国版Airbnb(中国系民泊仲介サイト)の表示件数はどのように変化したのか? 定点観測結果(8月20現在)を可視化してみよう。
ざっくり言うと
【サイト別の表示件数】途家、6千件減少(▲22%)
中国版Airbnbの主なサイトは、「住百家(ジュバイジァ)」「自在客(ジザイキャク)」「途家(トゥージァ)」の3つ。
※経営危機で18年7月9日に上場廃止となった「住百家」サイトにアクセスできなくなった(3月20日以降)。
東京・大阪・京都における各サイトの表示件数の推移を次図に示す。
3つのサイトとも、住宅宿泊事業法(民泊新法)の施行日(18年6月15日)に向けて激減。その後、途家だけが驚異的に回復し過去最高の26,820件(7月20日現在)を記録したが、この1か月で20,850件(8月20日)にまで急減。約6千件減少(▲22.3%)。途家に何かあったのか……。
※【メモ】住百家は19年3月20日以降の件数はゼロ(以下、同じ)
【地域別の表示件数】東京・大阪ともに1万件を割り込む
東京・大阪・京都における3つのサイトの合計表示件数の推移を次図に示す。
住宅宿泊事業法(民泊新法)の施行日(18年6月15日)に向けて激減したが、徐々に回復。ところが、東京・大阪ともに1万1千件を超えたところで急減し、1万件を割り込む。途家に何かあったのか……。
※【メモ】同じ物件が複数のサイトに重複して登録されている可能性があるので、3つのサイトの表示件数の合計が東京・大阪・京都に存在する物件数の合計を意味しているワケでない。念のため。
【サイト・地域別の表示件数】東京・途家3割減
サイト・地域別に見ると、大阪・東京の途家の増加が際立っているが、この1か月で急減(次図)。特に東京・途家は3,180件の減少(▲29.9%)が目立つ。途家に何かあったのか……。
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