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羽田新ルート|改選後の13区議会のパワーバランス

4月21日の統一地方選挙の結果、羽田新ルートが通過する13の区議会のパワーバランスはどのように変化したのか可視化してみよう。

ちなみに、羽田新ルートが通過する区は、次図赤字で示す13区(港、新宿、江東、品川、目黒、大田、渋谷、中野、豊島、北、板橋、練馬、江戸川)。

羽田新ルート|騒音影響を受ける区民100万人超
※図中の数値は騒音の影響を受ける可能性がある住民の割合を示す。
騒音影響を受ける区民100万人超」より


もくじ

※港区のデータを訂正しました(19年5月13日)。

改選後の13区議会のパワーバランス

羽田新ルートへのスタンスを3つに区分し(推進派:自民・公明・都民F、撤回派:共産、その他)、改選後の13区議会のパワーバランスを可視化したのが次図。

推進派(自・公・都F)の割合が50%を下回ったのは、3つの区(目黒、中野、渋谷)

※品川区については、羽田新ルート反対を掲げて再選した都民F1名(筒井氏)を推進派から除くと48%となる(50%を下回る)。

【改選後】各区議会のパワーバランス

 

ちなみに、改選前の13区議会のパワーバランスは次図のとおりだ。

推進派が50%を下回っていたのは2区(品川、渋谷)だけだった。

【改選前】各区議会のパワーバランス

騒音影響の大きい4区のパワーバランスの変化

改選前後で推進派の割合がどう変化したのか、上図だけでは分かりにくい。そこで、騒音の影響が大きい4区(品川、港、渋谷、新宿)について、もう少し詳しく見てみよう。

品川区議会:改選後も推進派が50%近くを維持

品川区議会では、改選後も羽田新ルート推進派が50%近くを維持している。

これが品川区民の民意ということなのか……。

公明(7人)を上回る無所属(8人)のスタンスが気になるところだ。

パワーバランスの変化(品川区議会)
※都民F1名(筒井氏)は羽田新ルート反対を掲げて再選したので、推進派から除いた。

港区議会:推進派56%から53%に減少

港区議会では、羽田新ルート推進派が56%から53%に減少。

羽田新ルートのスタンスを明確にしていない立憲民主党の推薦を受けて当選した3人の今後の行動が注目される。

マック赤坂氏は、反対なのか、賛成なのか……。

パワーバランスの変化(港区議会)

渋谷区議会:推進派47%から41%に減少

渋谷区議会では、羽田新ルート推進派47%から41%へと大きく減少。

13区のなかで推進派の割合が最も低い。

羽田新ルートのスタンスを明確にしていない立憲民主党の推薦を受けて当選した4人の今後の行動が注目される。

パワーバランスの変化(渋谷区議会)

新宿区議会:推進派51%から53%に増加

羽田新ルート推進派の割合が51%から53%に増加した。

羽田新ルート反対に係る陳情・請願が採択される可能性がさらに低くなった。

パワーバランスの変化(新宿区議会)

雑感

羽田新ルートが通過する13の区議会のうち、9つの区(豊島、江戸川、練馬、板橋、北、大田、新宿、港、江東)では、羽田新ルートを推進している自公・都民Fが5割を超える議席を確保する結果となった(次表)。

羽田新ルート推進派の割合


この結果は、これら9つの区では今後、羽田新ルート反対に係る陳情や請願が採択される可能性が極めて低いことを意味している。

逆に言えば、羽田新ルート推進派の割合が5割を下回っている4つの区(品川、目黒、中野、渋谷)でしか、羽田新ルートの見直し提言が期待できないということだ。

羽田新ルートの見直しの有無は、これら4つの区(品川、目黒、中野、渋谷)の議員の行動次第……。

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