統一地方選挙が迫ってきたので、投票の判断材料となるよう、羽田新ルートが通過する大田区の区議会議員のスタンスにつき整理しておいた。
- 評価区分(6段階)
- 自由民主党(17人):推進(★★★)
- 公明党(12人):推進(★★★)
- たちあがれ・維新・無印の会(3名):推進(★★★)
- おおた国民民主党(3人):無反応(―)
- 日本共産党(8人):撤回(☆☆☆)
- その他会派(4人):反対(☆☆)3人、無反応(―)1人
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評価区分(6段階)
各議員がどのようなスタンスなのかは、「会議録検索システム」を用いて過去の区議会での発言を参考に、下記の6段階で評価した。
★★★:推進
★★ :容認
★ :国に求める止まり
― :無反応(または中途半端)
☆ :見直し
☆☆ :反対
☆☆☆:撤回
なお、自民党・公明党・都民ファースト会派に所属する区議はすべて「推進(★★★)」、共産党に会派に所属する区議はすべて「撤回(☆☆☆)」に分類した。
※選挙時の候補者の口約束で判断するのではなく、これまでの議会活動実績で判断するのが賢い有権者……。
※以下、敬称略
自由民主党(17人):推進(★★★)
- 田中 一吉
- 松原 秀典
- 高瀬 三徳
- 安藤 充
- 岸田 哲治
- 大森 昭彦
- 松原 茂登樹
- 伊藤 和弘
- 塩野目 正樹
- 押見 隆太
- 鈴木 隆之
- 湯本 良太郎
- 伊佐治 剛
- 深川 幹祐
- 長野 元祐
- 渡司 幸
- 高山 雄一
公明党(12人):推進(★★★)
- 松本 洋之
- 岡元 由美
- 勝亦 聡
- 広川 恵美子
- 秋成 靖
- 玉川 英俊
- 田村 英樹
- 大橋 武司
- 小峰 由枝
- 椿 真一
- 田島 和雄
- 末安 広明
たちあがれ・維新・無印の会(3名):推進(★★★)
たとえば、第35号「効果の無い国の落下物対策で、新飛行ルートを大田区は認めないでほしいと願う陳情」に係る同会派が不採択としたときの主張は次のとおり。
国が新たに公表したこの対策につきましては、まずその充実、そして確実な履行を求めていくべきだと考え、不採択を主張いたします。
(羽田空港対策特別委員会 18年9月21日)
- 岡 高志
- 三沢 清太郎
- 犬伏 秀一
おおた国民民主党(3人):無反応(―)
※羽田新ルート問題に係る議会発言なし
- 山崎 勝広
- 黒川 仁
- 松原 元
日本共産党(8人):撤回(☆☆☆)
- 大竹 辰治
- 清水 菊美
- 藤原 幸雄
- 菅谷 郁恵
- 黒沼 良光
- 金子 悦子
- 福井 亮二
- 荒尾 大介
その他会派(4人):反対(☆☆)3人、無反応(―)1人
- 野呂 恵子:反対(☆☆)
大田区議会緑の党は、28第49号 住民生活を脅かす、B滑走路西側離陸都心低空からのAC滑走路北側着陸に反対の陳情、28第50号 羽田空港の新飛行ルートは、安全な区民生活を守るよう求める陳情並びに28第51号 羽田空港機能強化案に関する陳情の委員長報告不採択に対し反対の立場から、採択を求め討論いたします。
(第3回定例会 18年9月28日)
- 奈須 利江:反対(☆☆)
大田区長はその責任から逃げるかのように、その立場を明らかにしていません。しかし、仮に新飛行ルート案が決まったとなれば、「大田区長が協議に合意した」ということですし、今のまま態度を表明しなければ、松原区長が反対しなかったから都心低空飛行が始まったことになります。
- 北澤 潤子:反対(☆☆)
新飛行ルートには、騒音に関してはこれまで以上に直接被害を受ける人が多くなり、首都圏の人口過密地帯を低空で飛ぶということでの落下物、ゴーアラウンド、大気汚染、墜落事故など不安材料が大きいことから、これらの陳情にあるように、大田区だからこそ歴史的な経験を生かして、区民のみならず都民全体のためにも、国土交通省に対して新飛行ルートに対して反対の意思を表明するべきです。
(第3回定例会 18年9月28日)
- 馬橋 靖世:無反応(―)
※羽田新ルート問題に係る議会発言なし