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羽田新ルート|渋谷区議会「19年第1回定例会」質疑応答

渋谷区議会の「19年第1回定例会」本会議一般質問(2月25日、26日)で、羽田新ルートに関して、5名の質疑応答があった。

議会中継(録画)をもとに、全文テキスト化(約9千文字)しておいた。

※以下長文なので、時間のない方は「質疑応答のポイント」と「雑感」をお読みいただければと。

【追記あり】秋元英之議員の質疑。


質疑応答のポイント

五十嵐千代子議員(共産)

五十嵐千代子議員(共産)
五十嵐千代子議員(共産、区議8期、國學院大學卒、65歳)

五十嵐:飛行ルートの撤回を強く求めるべき

羽田新飛行ルートの撤回についてです。
昨年、渋谷区議会は区民の皆さんから出された羽田新飛行ルートに関する請願と陳情を受けて、国に対して渋谷でも教室型の住民説明会の開催を求める要望を全会派一致で可決しました。

2月には区内5か所の会場で、国土交通省主催で説明会が開かれ、私も参加しました。
しかし、参加者の発言は、1人3分までと制限し、発言を求めた人がいるにも関わらず、時間だからと打ち切ってしまうやり方が、参加者から「とても区民の理解を得るための説明会とはいえない」の声が出されました

また、参加者から「過去に痛ましい墜落事故が起きている。都心を低空飛行するのは止めてほしい。マンハッタンもロンドンも都心は飛んでいない。落下物のリスクはゼロにならない。人の命を何と考えているのか。計画は誰が作ったのか」の質問に、国は「日本再興戦略で打ち出された」と財界戦略であることも明らかにしました

参加者からは、新飛行ルートの撤回を求める発言が次々と出されました。区長はこうした区民の声を受け止め、国に対して飛行ルートの撤回を強く求めるべきと考えます。所見を伺います。

区長:国が責任を持って丁寧に区民へ説明し…

長谷部区長
長谷部健 渋谷区長(無所属、1期、元渋谷区議会議員3期、専修大学商卒、46歳)

次に、羽田新飛行ルートの撤回についてのお尋ねです。
これまでも他会派からの質問も含めお答えしている通り、区としては羽田空港の機能強化を図ることについて、東京の国際化をより強化するためには重要な課題であると認識しています。

一方、区民からの不安の声やご意見があることも十分認識しています。そのためこのたび町会等からのご要望を踏まえ、国に対し要請した結果、オープンハウス型の説明会に加え、区内6会場で個別説明会が開催されたところです。

区といたしましては、今後も国の対応を注視し、引き続き区長会等の場で、国が責任を持って丁寧に区民へ説明し、環境の影響や安全対策等について取り組むよう必要に応じて要望していきたいと考えています。

こうしたことからご質問のような計画の撤回を求める考えはありません。

五十嵐:区長は撤回を求めないのか

神宮前3丁目に住む方から「羽田の飛行新ルートについて、東京都の環境確保条例では神宮前3丁目の住居地域の騒音は53デシベルというふうに規制されているが、新ルートが運行されると73デシベルになり、20デシベルも騒音基準値をオーバーする」。
国に質問したら回答がなかった。

また、難聴の方からは、「医師から、騒音が大きくなることの影響は大きく、難聴はこのままだと悪化すると言われた」とおっしゃっています。
こういう声を聞いて、改めて区長は撤回を求めないのか、伺います。

区長:理解を得られるように(国に)説明を求めてまいります

飛行場については、再三申し上げている通り、区長会を通して国に、(区民に)しっかり理解を得られるように(国に)説明を求めてまいります。これについては変わりがありません。

須田賢議員(秋元と須田)

須田賢議員(秋元と須田)
須田賢議員(秋元英之と須田賢、区議2期、元IT業界、立教卒、43歳)

須田:実機によるデモ飛行の実施

次に、羽田空港の機能強化による航路変更について伺います。
去る2月15日、代々木八幡コミュニティーセンターで開催されました、教室型の羽田空港機能強化に関する住民説明会に参加しました。

これまでの説明会は、私が「羽田空港新飛行経路案に関する教室型住民説明会及び落下物事故の検証報告の早急な実施を国交省へ求める請願」を、一昨年の平成29年第4回定例会で私が請願の筆頭署名議員として説明し、皆様の協力を得まして、全会一致で可決したことを受けて開催したと推察しております。

説明会のなかで、渋谷区上空に羽田空港への新飛行ルートが通り、航空機が上空通過することとなり、飛行機からの落下物に対する懸念が出てきてます。

落下物について、国土交通省は「航空会社の保険への加入を100%となるように検討します」という説明を今回しましたが、この期に及んでも保険の加入については「実施する」ということではなく、「検討している」という状況は、大きな問題だと考えておりますが、区長の見解を伺います。

また、今回の質疑のなかで、住民の方から、新飛行ルートによる音の影響について懸念が出ていますが、住民が求める実機によるデモ飛行の実施も決まってません
そうしたなかで航路変更を進めようとする国の姿勢について、どのように受け止めているか、区長の見解を伺います。

新飛行ルートを飛行機が飛べば、区民は騒音など、大きな負担を強いられるうえ、飛行機・落下物というリスクも負うことになり、区民の皆さんにはメリットはありません。

国は出国税、発着料等で財源が増加しますが、区民に何も還元されません。例えば、国が固定資産税の減免制度を設けるなど、あるいは交付金を区に交付するなど、様々なメリットがあるようであれば、まだ検討の余地があるかも知れませんが、現状では何も検討されていません。

そうしたなかで、こうした施策を進めることについて、区長はどのように考えているのか、区長の考えを伺います。

区長:国が責任を持って丁寧に区民へ説明し…

長谷部区長
長谷部健 渋谷区長

次に、羽田空港の航路変更に関して3点のお尋ねですが、一括してお答えします。

羽田空港の機能強化について、国土交通省はこれまで、誰もが自由に参加し個別に質問のできるオープンハウス型の説明会を継続的に実施し、昨年12月から2月にかけてフェイズ5の説明会を実施したところです。

また、本区においては、町会等からの要望を受け、国土交通省に要請した結果、オープンハウス型に加えて、今年1月から2月にかけて、飛行経路に近い場所において、地域別個別説明会が6地区で開催されました。

議員ご指摘のすべての航空会社による保険加入や、新飛行ルートの音の影響、そして実機によるデモ飛行の実施など、説明会でも多くの質問があったと報告を受けています。

今回オープンハウス型説明会を補完する、地域ごとの個別説明会を行ったことで、国は各地域特有の意見や要望を知ることができたと考えます。

国は寄せられた多様な意見について広く共有を図るとともに、その内容を踏まえつつ環境影響等を配慮した方策のさらなる具体化を進めるなど、羽田空港の国際線増便に向けたさらなる対応を進めるとしています。

区といたしましては、今後も国の対応を見ながら、引き続き区長会等の場で、国が責任を持って丁寧に区民へ説明し、環境の影響や安全対策等について取り組むよう要望していきたいと考えています。

なお、ご提言の国からの還元についてですが、現時点においては求める考えはありませんが、今後の参考とさせていただきます

治田学議員(立憲民主)

治田学議員(立憲民主)
治田学議員(立憲民主、区議2期、長妻昭元秘書、専修大卒、44歳)

治田:よりオープンな形で、再度の教室型説明会の開催を

次に、羽田空港増便問題についてお伺いいたします。

去る1月23日から2月19日まで、渋谷区内6か所で初めて、いわゆる教室型の住民説明会が開催されました。これについては要請を行っていただいた長谷部区長、また議長会からも要望いただきました丸山議長には感謝いたします。

ただ、平成26年の夏に、国土交通省が東京都に、この都心上空低空飛行ルートを含む計画を示して以来、各関係団体から教室型説明会の開催の要望がなされていたにもかかわらず、実際に来年度にも計画の実施が示されている今に至るまで、教室型説明会の開催がされてこなかった対応は遅すぎると言わざるを得ません。

今回、私は5か所の説明会に参加し、参加者は大体40名から60名、多い所では110名以上の参加者がいました。国土交通省の職員から、参加者全員にフラットに情報が行き届き、説明が受けられ、かつ参加者が持つ疑問や不安が共有でき、国土交通省側に伝えられたという点で大変有意義であったと考えます。

しかし、今回の説明会は、参加者が萎縮して自由闊達な質問が出ないなどの理由から、マスコミ・シャットアウトで、しかも、渋谷区民限定での開催という極めて閉鎖的なもので、昼の人口が3倍にもなる渋谷区で、これまでも渋谷に在学・在勤者の意見を取り入れて施策を進めてきた渋谷区の方向性とはかけ離れた対応であったと考えます。

また、参加者からは、騒音、落下物、飛行機事故、環境影響、健康被害など多くの不安の声が上がっていたにもかかわらず、国土交通省の職員の説明は、どれに対しても十分な答えがなされていたとは言えません。加えて、今回の説明会で、まだまだ住民への周知が足りないこと、とても理解が得られている状況でないことが確認できました。

ぜひ、よりオープンな形で、再度の教室型説明会の開催を求めていただきたいと思います。区長の答弁を求めます。

さらに会場での要望が多かった、実際に飛行する規模の機体での試験飛行と、渋谷区議会でも採択され、また議長会の要望事項でもある、環境影響評価の実施を改めて区から求めるべきです。区長の答弁を求めます。

区長:現時点では再度要請することは考えていません

長谷部区長
長谷部健 渋谷区長

次に、羽田空港増便問題について3点のお尋ねです。

まず、教室型の説明会の再度の実施についてのお尋ねです。羽田空港の機能強化について、国土交通省はこれまでも、誰もが自由に参加し、個別に質問できるオープンハウス型の説明会を継続的に実施しているところです。

今回、本区においては、町会等からの要望を受け、国土交通省に要請した結果、オープンハウス型に加えて、地域別個別説明会が6地区で開催されました。


議員ご指摘の地域別個別説明会を再度実施すべきとのことですが、今回実施した地域別個別説明会はオープンハウス型説明会を補完するものとして開催したので、国は各地域特有の意見や要望を知ることができたと考えます。
以上のことから現時点では再度要請することは考えていません

次に、飛行試験と環境影響評価の実施を求めるべきとのお尋ねです。一括してお答えいたします。

今回の地域別個別説明会においても、実機によるデモ飛行や、環境影響評価の実施について意見や質問があったと報告で受けています。さきほど「秋元英之と須田賢」(会派)の秋元英之議員の一般質問でもお答えしましたが、国は寄せられた多様な意見について広く共有を図るとともに、その内容を踏まえつつ、環境影響等に配慮した方策のさらなる具体化を進めるなど、羽田空港の国際線増便に向けたさらなる対応を進めるとしています。

区といたしましては、今後も国の対応を注視し、引き続き区長会等の場で、国が責任を持って丁寧に区民へ説明し、環境の影響や安全対策等について取り組みを、必要に応じ要望していきたいと考えています

治田:再度の個別住民説明会、行っていただきたい

最後に、羽田空港の増便の問題について、ざっくり計算すると、今回国際便の3.9万回の増というのは、首都圏の機能強化のすべての、羽田空港と成田空港の便数の割合の3.9万回というのは、およそ5%程度。5%の枠を広げるために、都心の上空を飛行機を飛ばして行こうという計画です。

渋谷区はその影響を最も受ける自治体の1つです。ぜひ区長には、区長会や必要に応じて言う形でと、さきほどおっしゃっていましたが、区民の方に対して不安を解消できるように再度の個別住民説明会――オープンハウス型もあってもいいと思います、私は――合わせてそれを補完する個別の教室型住民説明会の開催を区長会やその他のところも通じて行っていただきたいと思いますので、これについてもう一度(答弁を)求めたいと思います。答弁をお願いいたします。

区長:国が責任を持って丁寧に区民へ説明し…

羽田の件についてですけども、繰り返しになりますが、引き続き区長会等の場で、国が責任を持って丁寧に区民へ説明し、環境の影響や安全対策等について取り組むよう必要に応じて要望していきたいというふうに考えています。

治田:しつこいようですが―

羽田空港の増便について、しつこいようですが――、すいません、私しつこいの分かってます。ただ、やっぱり区民の皆様方、本当に、確かにだんだん知ることも広がっていっているんです、徐々にですが。これ残念ながら徐々になんですね。

そういった知る方が増えれば、今度、不安もやっぱりそういう方は払拭できていないなかで、私は区の責務として、しっかりと区民の方に理解を求められるような対応を国交省に区長が求めていっていただきたいと思いますので、改めて要望させていただきたいと思います。これは要望です。

笹本由紀子議員(無所属)

笹本由紀子議員(無所属)

笹本由紀子議員(無所属、区議2期、幼児教育研究所代表、明大卒、53歳)

笹本:どのような姿勢で国に意見を上げる予定なのか

羽田空港新ルートについてです。羽田空港新ルートによれば、区内では代々木上空から恵比寿へと高度を下げながら南に向かって、多くの航空機が通過することになります。

国土交通省の説明に納得していない住民も多く、国は「自治体の理解を得る」という紋切り型の言葉を繰り返すばかりです。
国のいう「自治体の理解」とは、「国の言いなりになる扱いやすい首長がいるうちに、時間稼ぎをすればよい」と解釈した人もいます。

地域説明会では、人口密集地や住宅街の上空を通る新ルートについて、「ルートを外れたら」と心配する声に対し、「現在でもルートを外れたら、厳しい対応している」かのような国土交通省の担当の答えがありました。

たしかに今でも、目撃情報を東京航空局に電話をすれば、ルートを外れた航空機が特定できることもありますが、これはあくまで事後であります。

また、この説明会開催期間中にさえ、新ルートとは逆向きである南から北に向かう飛行機が複数回確認されていることに鑑みれば、とても現実を踏まえた回答とは解し難く、無責任とさえ考えます。
代々木上空では真上のため、機体の下しか判別できず、機体を航空会社を特定することができない時もありました。

ちなみに、この時間は午前中の11時40分ごろ、もしくは他の機種は夜の9時40分頃。こういう時間帯により代々木上空の真上を通ったのであります。
検査飛行前に区長の姿勢が1番大事な時で、担当部署、職員の一丸となって、どのような姿勢で国に意見を上げる予定なのかお答えください。

区長:国が責任を持って丁寧に区民に説明し…

長谷部区長
長谷部健 渋谷区長

次に、羽田空港新飛行ルートについてのお尋ねです。
昨日の「秋元英之と須田賢」(会派)の須田議員にもお答えしていますが、国は地域ごとの個別説明会を行ったことで、各地域特有の意見や要望を知ることができたことと考えます。

また、国は寄せられた多様な意見について、広く共有を図るとともに、その内容を踏まえつつ、環境影響等に配慮した方策のさらなる具体化進めるなど、羽田空港の国際線増便に向けたさらなる対応を進めるとしています。

区としましては、今後も国の対応を注視し、引き続き区長会等の場で、国が責任を持って丁寧に区民に説明し、環境の影響や安全対策等について取り組むよう必要に応じて要望していきたいと考えています。

【★雑感】(区長のコピペ答弁:国が責任を持って…)

五十嵐議員(共産)から、「国に対して飛行ルートの撤回を強く求めるべき」と問われ、区長は「計画の撤回を求める考えはありません」と答弁。

区議からの「計画撤回を国に求めるべき」に対して、区長の「撤回を求める考えはありません」という答弁は、第2回・3回・4回定例会でも観測されていて、もう日常の風景と化している


須田議員(秋元英之と須田賢)から、保険の加入や国が固定資産税の減免制度などの提案があったが、これは羽田新ルートを容認していることにならないか

治田学議員(立憲民主)から、「再度の教室型説明会の開催を求めていただきたい」との質問が3回も繰り返された。再度の教室型説明会の開催がゴールではないと思う。区長が受け流した試験飛行環境影響評価の実施について、さらに突っ込んでほしかった。

笹本議員(無所属)からは、「どのような姿勢で国に意見を上げる予定なのか」というなんとも抽象的な質問である。さらに勉強したうえで、鋭い質問が期待される。

長谷部区長は、濱野健品川区長と違って、自らが答弁に立っていることは評価できる。でも、質問者全員に対して、コピペ答弁(国が責任を持って丁寧に区民に説明し…)で受け流している……。

【追記】秋元英之議員(秋元と須田)

※ブログ読者から秋元区議からも羽田新ルートの質問があった旨の情報を頂戴したので、質疑応答を追記した(3月5日)。

秋元英之議員
秋元英之議員(秋元英之と須田賢、区議1期、50歳)

秋元:居住者やテナントの店子が出て行ってしまったら、一体誰が責任を?

最後に、羽田空港機能強化についての質問です。区内では今年度、教室型説明会が行われ、私も一部参加しましたが、「騒音、振動、落下物など、区民の不安は払拭できていない」というのが現状での感想です。

まず、当区では、議長会を通して昨年、環境アセスメントの実施を含む要望を国交省に提出し、第3回渋谷区区議会定例会でも、環境アセスメントの実施を含む要望書の議決を行いました。
「渋谷区環境保全計画2018」の策定も踏まえて、国交省が説明会等で配っている資料を元に、当区は区民の環境保全のために、どういった対策の必要があると考えているのか。また、当区では環境保全とアセスメント実現のために、国交省と誰がどのように交渉していたのか。ここまでの経緯をご説明ください。区長に所見を伺います。

1月23日の恵比寿交流センターでの説明会で、国交省の担当室長は「どのような形を持って同意を得るか、渋谷区と相談する」と回答したり、2月13日のツバメの里での説明会で渋谷区環境政策課長は「都心低空飛行はまだ決まっていない」と回答したり、国交省も渋谷区も、現時点で、渋谷区低空飛行を正式に受け入れていないという状況が見受けられました。

この間の教室型説明会の質疑応答で、多くの区民が何を質問し、どんな回答があったのかなど、区長は環境保全課からどんな報告受けているのか。また、それについて、どのような感想を持ったのか、所見を伺います。

最後に、代々木八幡での説明会のなかで、こういう意見が出ました。

もうこの計画は変更しないのなら、私たちは渋谷を出ていく」と。現に私のところにも、不安の声が多数届いていますが、なかでも最近多いのが、数階建てのビルで住居用の賃貸やテナントを経営しながら暮らしている方々から、「上空を通過する飛行機の影響で、居住者やテナントの店子が出て行ってしまったら、一体誰が責任を取り、補償を行うのか」といった内容についての質問です。

オーナーも含め、渋谷に住みたくて来た人、フリーランスも含め中小自営業者の営業を守るためにも、渋谷で店を出したくてきた人々が、不安にならないように不安を感じないようにすることは喫緊の課題だと思います。区としてこれらのご意見にどのように対処していくのか、区長の所見を伺います。

区長:国の責任において説明し、対応していくもの

次に、羽田空港機能強化について、3点のお尋ねです。

まずは、環境保全対策と国交省との交渉経過についてのお尋ねです。
環境アセスメント実施についてですが、国は「今回の機能強化に関して、環境アセスメントの対象となるものは無い」と説明しています。そのため、区が国に対し、法に定める環境アセスメントの実施ついて交渉したことありません

しかし、これまでも本区議会において、ご答弁してきた通り、区民が不安に思っている騒音や落下物等については、適切な対応を求めてきたところです。

また、国土交通省は、環境影響等に配慮した方策に基づき、具体的に騒音等の環境対策や落下物などの安全対策の取り組みを具体的に進めていくこととしています。

区としては、議員ご発言にありました、「(渋谷区)環境基本計画2018」においても、暮らしを分野別施策のテーマの一つとし、「安心して暮らせるまちつくる」「快適に過ごせるまちをつくる」を方針として掲げておりますので、今後も国の取り組み状況を注視し、引き続き必要に応じて意見や要望を伝えていきたいと考えています。

次に「教室型説明会について、どのような報告を受けているのか。また、その感想は」とのお尋ねです。
担当課からは区内全6会場で行われた地域別個別説明会の実施状況について、報告を受けています。
また、「その感想を述べよ」ということですが、国がこのように地域住民に説明会を行うことは非常に重要であり、引き続き丁寧な情報提供を求めていく所存です。

次に、「飛行機の影響で誰が責任を負うか」とのお尋ねです。

羽田空港の機能強化については、国の事業であり、国の責任において説明し、対応していくものと考えています

秋元:国交省に対してその(区民の)声を伝えていただきたい

再質問ではなく、所感を述べさせていただく形を取らせていただきます。(中略)

羽田空港新ルートに関しましては、区民の不安の払拭のためには、まだまだ議論や説明のの時間を要すると思っています。引き続き区民の声に耳を傾け、国交省に対してその声を伝えていただきたいと要望させていただきます。

↓ 雑感

秋元英之議員(秋元と須田)が事前に提出していた質問項目「1.教育について」「2.交通について」のうち、後者は羽田新ルート関連の質問であった。
実際の質問としては、環境アセスメント実施に係る国との交渉経緯や、店子が退去した場合の補償責任を問うなど、筋は悪くない。
ただ、残念ながら、質問タイトルを「2.交通について」で通告したセンスはいただけない

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