建築系業界紙「日経アーキテクチュア」2020年9月24日号に「経営動向調査2020(建設会社編)」として、2019年度の建設会社の売上高ランキングが掲載されていたので整理しておいた。
※最新版(設計事務所編 2022・建設会社編 2022) もご覧ください。
売上高ランキング(19年度)
建築部門TOP50
売上高が2千億円を超えるのは18位まで。1千億円を超えるのは22位まで(次図)。
建築部門の売上高では、スーパーゼネコン5社(鹿島、清水、大成、大林、竹中)を抑えて、住宅総合メーカーの大和ハウス工業が1位。
( )内数値は、売上高(百万円)。
- 1位:大和ハウスエ業(1,376,987)
- 2位:大林組(1,111,845)
- 3位:清水建設(1,073,463)
- 4位:大成建設(1,065,649)
- 5位:竹中工務店(1,002,006)
- 6位:鹿島(957,556)
- 7位:積水ハウス(946,189)
- 8位:大東建託(551,382)
- 9位:長谷エコーポレーション(451,006)
- 10位:フジタ(377,084)
- 11位:戸田建設(342,998)
- 12位:三井住友建設(237,888)
- 13位:熊谷組(229,988)
- 14位:西松建設(227,539)
- 15位:安藤ハザマ(227,213)
- 16位:五洋建設(222,358)
- 17位:前田建設工業(220,624)
- 18位:東急建設(206,956)
- 19位:鴻池組(163,888)
- 20位:奥村組(116,759)
- 21位:浅沼組(114,899)
- 22位:大和リース(104,966)
- 23位:銭高組(96,422)
- 24位:松井建設(90,584)
- 25位:福田組(90,209)
- 26位:イチケン(85,672)
- 27位:鉄建建設(84,582)
- 28位:佐藤工業(82,191)
- 29位:高松建設(81,926)
- 30位:日本建設(77,767)
- 31位:JFEシビル(63,242)
- 32位:大末建設(63,075)
- 33位:大豊建設(62,153)
- 34位:松尾建設(60,338)
- 35位:東洋建設(55,249)
- 36位:日本国土開発(54,303)
- 37位:合田工務店(51,529)
- 38位:東亜建設工業(50,243)
- 39位:矢作建設工業(49,860)
- 40位:TSUCHIYA(49,423)
- 41位:北野建設(48,535)
- 42位:青木あすなろ建設(48,052)
- 43位:木内建設(48,032)
- 44位:飛島建設(47,840)
- 45位:東鉄工業(45,608)
- 46位:多田建設(41,918)
- 47位:大本組(40,788)
- 48位:ポラテック(40,141)
- 49位:大鉄工業(40,023)
- 50位:松村組(38,454)
建築部門>住宅部門TOP10
上記は、建築部門の売上高ランキング。
建築部門のうち、住宅部門に限った売上高ランキングは、次の通り。
1位は積水ハウス。
( )内数値は、売上高(百万円)。
- 1位:積水ハウス(946,189)
- 2位:大和ハウスエ業(624,785)
- 3位:大東建託(536,749)
- 4位:長谷エコーポレーション(434,836)
- 5位:フジタ(78,060)
- 6位:竹中工務店(75,844)
- 7位:三井住友建設(74,659)
- 8位:清水建設(68,519)
- 9位:大成建設(63,227)
- 10位:大林組(62,880)
売上高の推移
建設会社(ゼネコン)の建築部門の売上高上位20社(19年度)の推移を可視化したのが次図。
建築部門の売上高では大和ハウス工業がダントツで、16年度以降1.3兆円超をキープ。
第2グループは、スーパーゼネコン5社(大林・大成・竹中・清水・鹿島)と積水ハウスが1兆円前後でひしめき合っている。
建築部門
過去3年間の上位20社を見ると、スーパーゼネコン5社と大和ハウスエ業の背中を追っているのが大東建託と長谷工コーポレーション。
建築部門>住宅部門
建築部門のなかでも特に、住宅部門の売上高に着目した過去3年間の上位10社を次表に示す。
大東建託が上位に食い込んでいることが分かる。過度な営業攻勢の成果か(『大東建託の内幕』半年間契約が取れなければクビ)。
あわせて読みたい(過去のランキング)
- 設計事務所・建設会社「売上高・技術力ランキング」(まとめ)※適宜更新
売上高は2015年度以降、技術力は2016年度以降のランキングをご覧いただけます。