国交省が羽田新ルートに係る「情報発信拠点」(パネル展示)を開設するのは、今回の大田区で26か所目。大田区内では今回が初めての開設となる。
大田区民は「情報発信拠点」開設情報にアクセスできるのか、という話。
大田区内で初めてのパネル展示
国交省が運営しているサイト「羽田空港のこれから」を閲覧していて、12月6日付けで「大田区における情報発信拠点の開設について」のお知らせが掲載されていることに気がついた。
大田区役所3階の中央展示コーナーで、19年1月7日(月)から1月10日(木)までの4日間、羽田新ルートに係る「情報発信拠点」(パネル展示)が開設される(次図)。
国交省が羽田新ルートに係る「情報発信拠点」(パネル展示)を開設するのは、今回の大田区で26か所目。大田区内では今回が初めての開設となる(次表)。
国交省の実績作りが加速している
8月以降、パネル展示の開設頻度が増している。昨年度は11か所であったが、今年度はすでに15か所(次図)。
大田区民は「情報発信拠点」開設情報にアクセスできるのか…
大田区はどうしているのかと言えば――
「おおた区報」の最新号(12月1日号)には掲載されていない(次号に掲載されるのか?)。
大田区HPには12月6日付で「羽田空港機能強化に関する展示について」が掲載されているのだが、残念ながら一般の人がこの情報にアクセスすることはほとんど不可能だ。なぜならば、大田区のトップページのお知らせ(新着情報)には掲載されておらず、この情報にたどり着くためには、以下の手順を経なければならないからだ。
まず、大田区のトップページを開き、「 住まい・まちなみ・環境」(次図)をクリックする。
※「 住まい・まちなみ・環境」に興味を持っていな人は「情報発信拠点」開設情報にアクセスできない。
「 住まい・まちなみ・環境」のページが開いたら、「羽田空港のあるまちおおた」をクリックする(次図)。
※「飛行ルート」に関心がない人は「情報発信拠点」開設情報にアクセスできない。
「羽田空港のあるまちおおた」のページが開いたら、「羽田空港機能強化に関する展示について」をクリックする(次図)。
※パネル展示が掲載されているトピックス一覧にたどり着いた(もう一息!)。
「羽田空港機能強化に関する展示について」のページが開いたら、画面を下方にスクロールし、「羽田空港のこれから 情報発信拠点を「大田区役所内」に設置します」をクリックする(次図)。
これでやっと情報発信拠点のPDFを開くことができる(次図)。
トップページからクリックすること合計4回。大田区民に伝えるべき情報が第4階層に埋もれているのである。
そもそも大田区のトップページのお知らせ(新着情報)に本件が表示されていないので、故意か否かはともかく結果的に「 住まい・まちなみ・環境」に興味を持っていない人はアクセスできない仕組みになっている。