国交省が10月3日から3か月間、文化放送で毎週水曜9時45分からの5分枠を使って、羽田空港の機能強化の取り組みをこっそりと宣伝していることについては、先日のブログ記事で紹介した。
筆者がこの文化放送の件を知ることができたのは、港区のHPで紹介されていたからである。
都もHPで文化放送の件を紹介していた
港区以外の区でも文化放送の件が紹介されていないか、ググってみたところ、東京都の都市整備局のHP「羽田空港の更なる機能強化について」がヒットした(次図)。
下にスクロールしていくと、「トピックス」のなかに、「羽田空港機能強化に係る情報発信(ラジオ放送)を開始しました」と表示されている(次図)。
これをクリックすると、「羽田空港の機能強化に関する情報提供」という見出しの下に表示されている「羽田空港機能強化に係る情報発信(ラジオ放送)」の小見出しに飛んでいく(次図)。
「何じゃこれは?」と文句を言いながら、小見出しの右横にある▼印をクリックすると、文化放送(ラジオ放送)の放送予定を紹介する文章が展開された(次図)。
▼印を再びクリックすると、展開されていた文章が折り畳まれる(このようなプルダウンメニュー方式は、画面がゴチャゴチャしないから、各見出しを認識しやすいという利点はある)。
東京都も国交省の片棒を担いでいる!?
都HPの新着情報にも、都市整備局HPの新着情報にも、文化放送(ラジオ放送)の件は表示されていない。これでは、都民が文化放送の情報にたどり着くことは、はほとんど不可能ではないか。
東京都は、「文化放送の件は、都市整備局のHPで紹介しています」というアリバイ作りのつもりなのか。
これはもう、「丁寧な情報提供」どころか、都民に知らせないよう、東京都も国交省の片棒を担いでいるようにしか見えないのだが……。