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羽田新ルート|新宿区長選挙 各候補者スタンス

新宿区長選挙が11月11日に実施されることになった(告示日11月4日)。自公の推薦を受けて再選を目指す吉住健一区長に対して、野党統一候補のざわ哲夫氏に勝算はあるのか?

対立候補者は、ただ野党統一候補になっただけでは勝ち目がないことは明らかだ。過去4回の新宿区議会議員選挙の結果から、自公の得票率は毎回5割近くを占めていることがその主たる理由だ。※詳しくは、「羽田新ルート|新宿区長選挙シミュレーション」参照。

野党統一候補が勝つためには、羽田新ルート撤回を公約に掲げ、羽田新ルートの影響を受ける新宿区の有権者3割(8万人)の票をどこまで取り込めるかにかかっている、と筆者は考えている。

そこで、羽田新ルートを中心に、各候補者のスタンスを整理しておいた。

※10月27日更新


もくじ

吉住健一氏(現区長、1期)

吉住健一氏HP
新宿区長 吉住健一公式HP

再選を目指す吉住健一(よしずみ けんいち)氏(区長1期、元都議(2期)、日大法卒、46歳)の公式サイトのトップページには、朝日の記事「新宿区がヘイト対策、表現の自由懸念も」(18年6月26日)に対する反論が展開されている。

その反論の妥当性の判断は読者に委ねるとして、気になったのはその下に表示されている「応援して下さっている方々」の冒頭に「新宿区長:中山弘子」と記されていること。中山弘子氏とは、新宿区の前区長だ(新宿区長に当選して4年近くも経つのに、まだ修正していないのか、という話)。

吉住健一氏のHPの「政策」には、羽田新ルートに関しては何も触れられていない(10月13日現在)。

「平成30年第2回定例会」本会議の一般質問(6月13日)では、川村のりあき議員(共産)の「新宿区として新ルート案について中止を求めるべき」という問い掛けに対して、「区では中止を求める考えはありません」(環境清掃部長)というのが区の基本スタンス。区のスタンスが羽田新ルート「容認」ということは、吉住健一氏は羽田新ルートを「容認」していることを意味している

 

参考情報として、前回(2014年11月)の新宿区長選挙の戦績を可視化しておいた(次図)。自公の推薦を受けた吉住健一氏(39,127票)が共産推薦の弁護士 岸松江氏(24,262票)を14,865票の差で破っている(投票率25.80%)。

2014新宿区長選挙 候補者別得票数

ちなみに、吉住健一氏は2005年から「日本会議 首都圏地方議員連盟幹事」(「吉住健一旧公式サイト」プロフィールより)。

野沢哲夫氏(自由党東京都第1区総支部総支部長)

のざわ 哲夫氏HP
のざわ 哲夫HP

野沢哲夫(のざわてつお)氏(自由党東京都第1区総支部総支部長、元野村證券社員、東大経済卒、52歳)のHPには、「すべての人に公平な社会」「お互いをいたわりあう社会」「皆に居場所のある社会」という、多くの人が反対しないであろうスローガンが並んでいる。

羽田新ルートに対するスタンスはどうなっているのか?

新宿区長選立候補の記者会見(10月12日)のYouTube動画(52分)をつぶさに視聴した。「高齢者の個人情報の警察に対する提供中止」や「区立公園のデモ使用規制の撤廃」、「小中学校の全体育館にエアコンを設置」や「高過ぎる国民健康保険料の軽減」など、掲げている公約は多岐にわたるが、羽田新ルート についての言及はまったくなかった

既に自由党と共産党からの推薦を受けることは決定しているが、他の野党からの推薦待ちであるので(10月12日現在)、羽田新ルートの立ち位置を明確にできないということなのだろうか……

ちなみに、YouTube動画(52分)では、憲法9条の改正反対のエピソードで戦争にいった叔父さんの話で声を詰まらせる場面が観測された。これを涙もろくて情に厚い人物と捉えるか、記者会見の場で自分の感情をコントロールできない人物と捉えるのか、評価が分かれるかもしれない。言葉や態度から誠実な人柄であることはスゴク伝わってくるが、泥臭い政治の世界でやっていけるのか、というのが筆者の印象。

 

参考情報として、野沢氏の過去の戦績を可視化しておいた(次図)。

2009年7月末日に野村證券を退職し、東京第1区(定数1)に無所属で挑んだ衆院選では5位(1,418票、得票率0.47%)。2012年の衆院選では、日本未来の党(後の自由党)から出馬し、6位(14,875票、得票率5.32%)。その後、2回の衆院選には出馬していない。

衆議院議員総選挙/東京都第1区の開票結果

追記

11月3日:新HP公開:羽田新ルートの情報なし

のざわ哲夫
https://nozawatetsuo.com/

羽田新ルートについては、全く掲載されていない。

10月26日:演説会@JR高田馬場駅 with 山本太郎

説会@JR高田馬場駅 with 山本太郎
演説会@JR高田馬場駅 with 山本太郎-YouTube

なぜ、のざわ哲夫氏は羽田新ルート に言及しないのだ。
「文化財紛失事故」のほうが重要なのか……。

【3つのSTOP】

  1. 高齢者の個人情報の警察に対する提供中止
  2. 区立公園のデモ使用規制の撤廃
  3. 漱石山房記念館の文化財紛失事故の真相究明と再発防止
10月23日:野沢哲夫氏が公約を発表:羽田新ルートへの言及なし

10月23日夕刻四谷区民ホールで開催された「変えよう新宿!区民の集い」で野沢哲夫氏が公約「3つのSTOPと8つのGO」を発表

のざわ哲夫「変えよう新宿!区民の集い」新宿区長選@四谷区民ホール
のざわ哲夫「変えよう新宿!区民の集い」YouTube

3つのSTOP

  1. 高齢者の個人情報の警察に対する提供中止
  2. 区立公園のデモ使用規制の撤廃
  3. 漱石山房記念館の文化財紛失事故の真相究明と再発防止

8つのGO

  1. 小中学校の全体育館にエアコンを設置
  2. 認可保育園の増設や学校給食の無償化など子育て支援
  3. 介護保険の負担軽減や特別養護老人ホーム増設
  4. コミュニティーバスの運行
  5. 他区に比べ高いスポーツ施設利用料の軽減
  6. 公契約条例と中小企業支援
  7. 高過ぎる国民健康保険料の軽減
  8. へイトスピーチ規制条例の制定

約13分の演説のなかで、羽田新ルート問題に言及されることはなかった。

同集いで、立憲民主党と新社会党が野沢氏の推薦を決定したことが紹介された。

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