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お祭りのついで!? 羽田新ルートのパネル展示@墨田区

国交省が羽田新ルートに係る「情報発信拠点」の設置を行うのは、今回の墨田区で18か所目。


もくじ

墨田区パネル展示期間たったの2日間

国交省が運営しているサイト「羽田空港のこれから」を閲覧して昨日(9月21日)、「墨田区における情報発信拠点の設置について」のお知らせが掲載されていることに気がついた(次図)。

墨田区における情報発信拠点の設置について
情報発信拠点の設置について|お知らせ

墨田区総合体育館 階サブアリーナで、10月6日(土)・7日(日)の2日間、羽田新ルートに係るパネル展示が行われる。
国交省が羽田新ルートに係る「情報発信拠点」の設置を行うのは、今回の墨田区が18か所目(次表)。

墨田区のパネル展示期間はたったの2日。これまでで最も短い

「情報発信拠点」の周知期間・開設日数等

お祭りのついでにパネル展示を開催!?

墨田区はどうしているのかと言えば――

墨田区HPの新着情報として9月19日付で、「羽田空港の機能強化について」として掲載されている(次図)。

墨田区HP(新着情報)

まあ、こんな無味乾燥な見出しをクリックする人は多くはないと思うだのが、一応クリックすると「第43回すみだまつり・第48回こどもまつり」のタイトルが飛び込んでくる(次図)。

墨田区はホームページでシッカリ周知

第43回すみだまつり・第48回こどもまつりで情報発信拠点を開設します
国土交通省では、飛行経路見直し等による羽田空港の機能強化(国際線増便)に取り組んでおり、この情報提供の一環として、第43回すみだまつり・第48回こどもまつりの会場で、情報発信拠点を開設します。ぜひお立ち寄りください。(以下略)

墨田区のパネル展示期間がたったの2日間だったのは、「第43回すみだまつり・第48回こどもまつり」の開催期間(10/6~7)に合わせたからなのであろう。

お祭りで墨田区総合体育館に来た人に、ついでにパネル展示も観てもらおうという目論み。国交省としてはこれで、墨田区でもパネル展示をやったという実績が積み上がる。

北風時、墨田区上空を2分36秒ごとに飛行する

墨田区上空を通過する飛行経路案は、北風時に羽田空港離陸後、荒川上流に向かうC滑走路出発ルート(次図の紫色)。

北風時に午前(7時~11時半)・午後(15~19時、うち3時間)の時間帯で1時間当たり23回(2分36秒ごと)に飛行する。

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羽田新ルート|騒音影響を受ける区民100万人超」にピンク色の楕円を追記

C滑走路出発ルートは、江東区・江戸川区上空を4500ft(1,370m)以上の高度で通過し、墨田区上空を6500ft(2,000m)以上の高度で抜ける計画となっている。

国交省が公開している「FAQ冊子v5.12」(P51)によれば、離陸時の大型機777-300の地上での騒音レベルは、4500ft(1,370m)通過時73dB、5000ft(1,525m)通過時71dBとされている。

落下物・墜落事故のリスクだけでなく、騒音レベルも馬鹿にでいない。

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