国交省が羽田新飛行ルートに係る「情報発信拠点」の設置を行うのは、今回の渋谷区で16か所目。
じつは渋谷区でパネル展示が行われるのは、昨年の8月に続き今回が2回目。
周知期間が長くなった(16か所比較)
国交省が運営しているサイト「羽田空港のこれから」を閲覧して昨日(8月7日)、「渋谷区における情報発信拠点の設置について」のお知らせが掲載されていることに気がついた(次図)。
情報発信拠点の設置について|お知らせ
渋谷区役所 初台出張所1階で、8月28日から9月1日までの5日間、羽田新飛行ルートに係るパネル展示が行われる。
国交省が羽田新飛行ルートに係る「情報発信拠点」の設置を行うのは、今回の渋谷区が16か所目(次表)。
今回の周知期間は21日。今年度に入ってから、周知期間が長くなってきたのはこのブログが指摘してきた成果(んなわけないか)。
じつは渋谷区でパネル展示が行われるのは、昨年の8月に続き今回が2回目。そのときの開設期間は4日間だった(今回は1日長い)。
渋谷区はホームページと広報誌でシッカリ周知
渋谷区はどうしているのかと言えば――
渋谷区のホームページで8月3日、情報発信拠点の開設を周知している。
ただ、写真もイラストも中身もない。
情報発信拠点(展示ブース)を開設します。
国は、飛行経路見直し等による羽田空港の機能強化(国際線増便)の取組みについて、映像展示や音響装置による航空機音の体験などができる情報発信拠点(展示ブース)を8月28日(火曜日)から9月1日(土曜日)まで初台出張所(会議室)に設置します。開設期間中は入退場自由です。
- 展示場所
初台出張所 1階会議室- 開設時間および時間
8月28日(火曜日)~9月1日(土曜日) 11時~19時(9月1日(土曜日)は9時~17時)- 展示内容
取組みの紹介、航空機の飛行映像と音の疑似体験など
また、広報誌「しぶや区ニュース(8月1日号)」全11頁のうちの2頁目にも掲載されている(次図)。
ホームページと広報誌で周知したことで、「渋谷区としては区民にシッカリ伝えた」ということになるのであろう。
南風・好天時、渋谷区上空を4分17秒ごとに飛行する
渋谷駅の上空750mを大型機が通過(A滑走路到着ルート)する際に、地上での騒音レベルは約72dB(次図)。
南風・好天時(年間4割)、15~19時の時間帯のうちの3時間、1時間当たり14回(4分17秒ごと)の頻度で、上空から騒音が降り注ぐ。
「「新飛行ルート問題」飛行ルート周辺の騒音マップを描いてみた」より