民泊新法(住宅宿泊事業法)が6月15日に施行されて1か月半が経過。
合法民泊はどのくらい増えたのか?
ざっくり言うと
東京23区の合法民泊:1600件超
東京23区の住宅宿泊事業の届出施設の受理件数の合計は1,648件(8月1日現在)。
23区の住宅宿泊事業の届出施設の受理件数の内訳を次図に示す。
200件を超えているのは、渋谷区(239件)と新宿区(212件)。
Airbnbサイトで「民泊」が一斉に非掲載となったのは6月2日。6月1日以前は23区内で1万6千件が掲載されていた。現在の住宅宿泊事業の届出施設の受理件数1,648件は、かつてAirbnbで掲載されていた件数の約1割。
【メモ】
- 各件数は、各区HP公開データに拠る。ただし、公開日が古い区の一部については電話照会に拠る。
- 各区のデータ公開日はバラバラ。すべてが月末というわけではない。
渋谷・新宿などの合法民泊が順調に増加
民泊新法(住宅宿泊事業法)施行日(6月15日)以降の、各区の受理件数の推移を次図に示す。
渋谷、新宿、台東、墨田、豊島の5つの区が比較的順調に増加していることが分かる。
東京以外では札幌市がダントツ(793件)
6月1日以前、全国でAirbnbサイトに掲載されていた件数上位の自治体は、東京、大阪、京都、沖縄、北海道、福岡の順であった(全国Airbnb登録件数5.3万件、4か月連続で減少)。
そこで大阪以下、合法民泊の受理件数の推移を可視化したのが次図。
札幌市がダントツで増加している。793件(7月27日現在)は、東京23区(1,648件)の半分に迫る。
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