専有面積50m2に3LDKを詰め込んだマンションをたまに見かける。
東京23区内の中古マンションでは、どの程度詰め込まれているのか?
SUUMO中古マンションで、間取り「3K/DK/LDK」、専有面積「40m2未満」で検索すると、9件がヒットした(7月22日現在)。
3Kが2件、3DKが6件(うち4件は同じマンションの部屋違い)。あとの1件は3LDKなのだが、専有面積をバルコニー面積とした誤入力だった。
そこで、3DK・3件の間取りを確認してみよう。
1位:OND物件【36.15m2】
(1,780万円、79戸、10階建て、駅徒歩1分、1983年6月竣工)
3DKとしては、23区で最も狭小な間取り(7月22日現在)。
南東角戸。
収納は押入れ1か所のみの、ミニマリスト向け住戸。靴はどこに収納すればいいのか……。
狭小バスタブは、シャワー専用と化している。
室内に洗濯機を置く場所がない。バルコニーに置くにしても水栓があるのか。
2位:SGT物件【39.12m2】
(1,480万円、21戸、5階建て、駅徒歩7分、1992年3月竣工)
全居室フローリング。
収納スペースが少ないので、1室は物置部屋になってしまいそうだ。
室内に洗濯機を置く場所がない。バルコニーに置くにしても水栓があるのかという問題と、東側に干して乾くのかとい問題など。
南西の洋室ドアは内開きなので、モノを置けない。
3位:MSD物件【39.50m2】
(2,490万円、206戸、11階建て、駅徒歩13分、1980年3月竣工)
1位のOND物件よりも0.35m2広いが、間取りがよく似ているのはデベロッパーが同じだからなのであろう。
よって問題点も同じ(収納スペースが少ない。室内に洗濯機を置く場所がない)。ただ、本物件の玄関には下足箱が付いている!
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