不動産ブログ「マンション・チラシの定点観測」

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マンションの住戸位置を推定してみたら…

3棟の小規模マンション跡地に建つ、中規模マンションの広告。

物件概要

【予告広告】大手町駅直通16分(快速)、駅徒歩6分。総戸数41戸、6階建。販売戸数/未定、1LDK+2S(45.82m2)~3LDK(71.92m2)。販売価格/未定。平成31年2月上旬竣工(本チラシ掲載日の7カ月後)。

掲載されているのは、見栄えの良い間取り図ばかり

新聞半紙大の広告裏面に3つの間取り図が掲載されている。

  • Cgタイプ(南東角、専用庭付き):3LDK、71.92m2
  • Aタイプ:3LDK(南西角)、70.50m2
  • Brタイプ(南西角、ルーフバルコニー付き):2LDK+S、67.53m2

いずれも角住戸。特に、Cgタイプは庭付き、Brタイプはルーフバルコニー付き。見栄えの良い間取りばかりだ。

 

平均的な中住戸の間取りはどうなっているのか?

残念ながら、この物件のHPにも広告と同じ間取り図しか掲載されていない。スーモしかり、ホームズしかり。

そもそも、総戸数41戸の配置はどうなっているのだろうか?

マンションの住戸位置を推定してみたら…

もちろん配置図など、掲載されていない。

そこで推定してみることにした。

手掛かりにしたのは、外観CG。それと、本物件の売主が発売済みの類似物件Xの配置図。

類似物件Xは住戸配置だけでなく、敷地が南北に長いことや規模(7階建て、総戸数44戸、建築延床面積3,447m2)も本物件に近い。

推定結果は、こんな感じ↓

マンション住戸位置図(推定)

じつは、広告に掲載されていた南面住戸よりも、広告に掲載されていなかった東面住戸のほうが戸数的には多かったのである。

こういう子供だましのような広告戦略を取っている売主って、いったい……。

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(本日、マンション広告2枚)

2023年6月1日、このブログ開設から19周年を迎えました (^_^)/
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