不動産経済研究所は6月4日、「公営住宅管理に関する調査結果と管理戸数ランキング」を発表。
株式会社不動産経済研究所(本社東京・新宿)は、公営住宅の管理に関して、大手民間管理会社各社に管理の状況、およびその戸数についてヒアリングを行った。
それによると、全国で公営住宅の管理戸数が最多だった民間管理会社は東急コミュニティーで、その戸数は21万611戸に上った。次いで日本管財が10万3,456戸と、この上位2社が10万戸を上回っている。以下は3万7,155戸の神饌不動産ジークレフサービス、3万2,800戸の第一ビルサービス、1万5,000戸の近鉄住宅管理、8,667戸の大成有楽不動産と続く。(以下略)
管理会社別の公営住宅の管理戸数ランキング
民間の管理会社上位6社の管理戸数が掲載されているので可視化してみた(次図)。
東急コミュニティーが21万戸でダントツ。
東急コミュニティーの管理戸数の内訳は?
東急コミュニティーの管理戸数の内訳はどうなっているのか?
同社のHPに「指定管理者制度の実績一覧」として、エリア別に「公営住宅等住宅施設」の概要(物件名、所在地、規模)が公開されている。
エリア別に集計してみると、「関西・中国・四国」が圧倒的に多いことが確認できる(次図)。
建物規模が1万戸を超えるのは次のとおりだ。
東急コミュニティーは、大阪府営住宅の管理業務を数多く手がけていることが分かる。
- 1位:31,066戸:神奈川県営住宅等
- 2位:20,266戸:大阪府営住宅等[泉州地区]
- 3位:18,434戸:大阪府営住宅等[大阪市、中・南河内地区]
- 4位:13,821戸:大阪府営住宅等[堺市(南区を除く)地区]
- 5位:11,870戸:大阪府営住宅等[北摂東地区]
- 6位:11,783戸:仙台市営住宅等および共同施設
- 7位:11,025戸:大阪府営住宅等[枚方市、大東市、四条綴市、交野市地区(大東朋来地区および村野地区を除く)]