新築マンションの分譲価格が高騰し、手が届かなくなった人たちが中古マンション市場に流れている。
たしかに、中古マンションは新築マンションよりも安い。
では、あなたの手が届く価格帯に、あなたが必要としている間取りは豊富にあるのか?
SUUMOに登録されている東京23区の中古マンションデータで確認してみよう。
※投稿18年5月9日(更新24年8月29日)
多い価格帯|中古「3千万円台」、新築「7千万円以上1億円未満」
SUUMOには、価格帯別・間取りタイプ別の戸数が次図のように表示されている。
※SUUMOデータは、各月1日から翌々月末日まで(2か月間)に掲載されたデータを元に毎日(?)集計されている。
以前は23区の合計戸数が表示されていたのだが、現在は5つのエリア別(都心部、東部、北部、西部、南部)に表示されている。筆者にて集計したところ、合計21,153戸(24年8月28日現在)であった。
一方、23年度に23区で発売された新築マンションの戸数は、11,100戸(不動産経済研究所の発表データによる)。中古マンションの流通戸数のほうが約1万戸多い。
中古と新築の、価格帯別の戸数の違いを次図に示す。
- 中古マンションは、低価格帯の戸数が多く、「3千万円台」が最も多い
- 新築マンションのほうは、高価格帯の戸数が多く、「7千万円以上1億円未満」が最も多い

※新築発売戸数は、不動産経済研究所が毎月発表している価格帯別データを筆者が集計した。
では、中古と新築ではどの間取りタイプが多いのか?
多い間取り|中古「1~3LDKタイプ」、新築「3LDKタイプ」
中古と新築の、間取りタイプの戸数の違いを次図に示す。
- 中古マンションは、「1LDK」~「3LDK」の戸数が多い。「2DK・2LDK」が最も多い
- 新築マンションのほうは、「3LDK」タイプに偏っている

※「1DK・1LDK」「2DK・2LDK」「3DK・3LDK」は、いずれもLDKが大半を占めている。
【まとめ】中古マンションのほうが、新築よりも選択肢の幅が広い
以上の結果より、中古マンションは新築マンションと比べて選択肢の幅が広いと言えそうだ。
- 23区において、中古マンションの流通戸数2.1万戸(24年8月28日現在)に対して、23年度の新築マンションの発売戸数は約1.1万戸。その差1万戸。中古マンションのほうが新築マンションと比べて選択肢が増える。
- また、中古マンションのほうが低価格帯の流通量が多い。
- しかも、中古マンションの間取りタイプは1~3LDKタイプがまんべんなく流通しているのに対して、新築マンションのほうは3LDKに偏っている。
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