不動産ブログ「マンション・チラシの定点観測」

首都圏を中心に、不動産(マンション購入・賃貸)に係る分析記事を提供しているブログメディア

中古マンションならば選び放題なのか?

新築マンションの分譲価格が高騰し、手が届かなくなった人たちが中古マンション市場に流れている(都内で中古マンション取引が活発化している価格帯は?)。

たしかに、中古マンションは新築マンションよりも安い。

では、中古マンションは新築マンションと比べて選び放題なのか? あなたの手が届く価格帯に、あなたが必要としている間取りは豊富にあるのか?

SUUMOに登録されている東京23区の中古マンションデータで確認してみよう。


もくじ

多い価格帯:中古3千万円台、新築7千万円以上1億円未満

23区でSUUMOに登録されている中古マンションは、21,021戸(5月8日現在)。

価格帯別・間取りタイプ別の戸数が次表のように整理されている。

23区内でSUUMOに登録されている中古マンション
(出所:SUUMO 中古マンション)

一方、17年度に23区で発売された新築マンションの戸数は、16,393戸(不動産経済研究所が発表データによる)。中古マンションの流通戸数のほうが5千戸くらい多い。

中古と新築の、価格帯別の戸数の違いを可視化すると次図のようになる。

中古マンションは、低価格帯の戸数が多く、3千万円台がピーク(5,174戸)。新築マンションのほうは、高価格帯の戸数が多く、「7千万円以上1億円未満」がピーク(4,041戸)となっている。

中古vs新築、価格帯別の戸数(23区)
※新築発売戸数は、不動産経済研究所が毎月発表しているデータを筆者が集計。

では、中古と新築ではどの間取りタイプが多いのか?

多い間取り:中古2LDK・3LDKタイプ、新築3LDKタイプ

中古と新築の、間取りタイプの戸数の違いを可視化すると次図のようになる。

中古と新築に大きな違いはないが、あえていうと次のとおりだ。

中古マンションは、2LDKタイプと3LDKタイプの戸数が多い。新築マンションのほうは、3LDKタイプの戸数が圧倒的に多い

中古vs新築、間取りタイプ別の戸数(23区)

中古マンションならば選び放題なのか?

以上の結果より、中古マンションは新築マンションと比べて選び放題とは必ずしも言えない

  • 23区において、中古マンションの流通戸数2万1千戸(5月8日現在)に対して、17年度の新築マンションの発売戸数は1万6千戸。その差5千戸。中古マンションは新築マンションと比べてより取り見取りというほど多いわけではない
  • ただ、中古マンションのほうが低価格帯の流通量は多い
  • 間取りタイプ別の戸数については、中古と新築に大きな違いはない

あわせて読みたい

[PR] SUUMO タワーマンションを探す!販売前の資料請求が成功の秘訣人気の新築マンション

2018年6月1日、このブログ開設から14周年を迎えました (^_^)/
Copyright(C)マンション・チラシの定点観測. All rights reserved.