国土交通省は4月27日、「住宅着工統計(平成30年3月月分)」を公表。
ざっくり言うと
平成30年3月の住宅着工動向について、次のように記されている。
- 平成30年3月の住宅着工戸数は69,616戸で、前年同月比で8.3%減となった。また、季節調整済年率換算値では89.5万戸(前月比3.4%減)となった。
- 住宅着工の動向については、前年同月比で9か月連続の減少となっており、利用関係別にみると、前年同月比で持家、貸家、分譲住宅ともに減となった。
- 引き続き、今後の動向をしっかりと注視していく必要がある。
また、分譲マンションについては、次のように記されている。
- 前年同月比では先月の増加から再びの減少(前年同月比8.0%減)。
これだけでは、よく分からないので、いつものようにマンション関連のデータを中心に可視化してみよう
【全国分譲マンション】前年同月比▲8.0%減
3月は前年同月比▲8.0%減。
「先月の増加から再びの減少」であることが確認できる(次図)。
【首都圏分譲マンション】前年同月比▲16.4%減
※黒色破線は、多項式(5次)の近似曲線。以下同じ。
上図は季節変動があるので分かりにくい。そこで首都圏について、前年同月比の増減を可視化したのが次のグラフ。このグラフであれば、季節変動の影響を排除できる。
首都圏では、前年同月比▲16.4%減。
【都内の分譲マンション】前年同月比▲16.2%減
上図も季節変動があるので分かりにくい。次のグラフであれば、季節変動の影響を排除できる。
都内の着工戸数は前年同月比▲16.2%減。
各年3月の変化を可視化したのが次のグラフ。
ここ数年、3千戸前後で推移。リーマンショック前の水準(5千戸)には遠く及ばない。
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