無許可民泊で隠しカメラで客を盗撮したとして4月4日、民泊のオーナーの男(48)が書類送検された。
民泊絡みの盗撮事件は昨年11月にも摘発されている。民泊で報じられている盗撮事件は氷山の一角……。
無許可民泊に盗撮カメラ(時事ドットコム)
無許可で民泊を経営し、隠しカメラで客を盗撮したとして、福岡県警博多署は4日、民泊のオーナーの男(48)を書類送検。
無許可民泊に盗撮カメラ=容疑でオーナー書類送検-福岡県警
無許可で民泊を経営し、隠しカメラで客を盗撮したとして、福岡県警博多署は4日、旅館業法違反と軽犯罪法違反の疑いで、民泊のオーナーの男(48)=福岡市早良区=を書類送検した。
(中略)
同署によると、民泊の料金は5000~7000円で、これまで韓国人や日本人などの約50組が利用していた。火災報知器型の録画式カメラが仕掛けられており、宿泊客がランプの点滅に気づき発覚。相談を受けた韓国総領事館が同署へ通報した。(時事ドットコム 4月4日)
事件の舞台となった福岡県の民泊
事件の舞台となったのは、福岡市博多区の賃貸マンションの一室。
福岡県内でAirbnbに登録されている民泊(大半が違法民泊)は約2,300件(4月1日現在)。都道府県ランキングでは6位。
4位沖縄や5位北海道ほどは減少していない(次図)。
「全国Airbnb登録件数5.8万件(前月比▲3.2%減)」
民泊を悪用した犯罪は12件目
民泊絡みの盗撮事件は昨年11月にも摘発されている(盗撮目的のヤミ民泊容疑!大阪府警が会社員男送検)。
民泊を悪用した犯罪で報じられた事件は、これが12件目。
盗撮、窃盗、空き巣、性的暴行、覚醒剤密輸、不正出金。住宅宿泊事業法(民泊新法)が施行されると、このような犯罪は防げるのか。あるいは世間が事件慣れして、ニュースバリューがなくなっていくのか……。
これまでに報じられた事件は次の11件。
- 18年3月 東京:都内の民泊マンションで覚醒剤製造 米国人逮捕
- 18年3月 東京:マレーシア人男女逮捕!池袋の民泊を拠点にクレカ詐欺
- 18年3月 東京:台湾出身の男2人逮捕!世田谷の民泊でクレカ偽造
- 18年2月 大阪:大阪の民泊で女性監禁容疑、米国籍の男逮捕
- 18年1月 東京:民泊を拠点に空き巣か、自称“韓国籍”の男2人逮捕
- 17年11月 大阪:盗撮目的のヤミ民泊容疑!大阪府警が会社員男送検
- 17年10月 東京:民泊拠点の韓国人窃盗グループ
- 17年9月 京都: 民泊拠点に空き巣容疑 韓国の2人追送検
- 17年7月 福岡:”安全神話”に一撃!? 民泊の女性に性的暴行容疑
- 17年6月 東京:民泊で初の違法薬物事件!
- 17年5月 東京:台湾人らが無許可民泊拠点に不正出金