中国版Airbnb(中国系民泊仲介サイト)の登録件数に係る定点観測結果(3月20現在)。
ざっくり言うと
- 【サイト別の登録件数】「自在客」7千件で頭打ち!?
- 【地域別の登録件数】大阪5か月連続で増加
- 【サイト・地域別の登録件数】「自在客」大阪が東京を逆転
- 【対Airbnb】大阪でAirbnbから中国版Airbnbにシフト!?
【サイト別の登録件数】「自在客」7千件で頭打ち!?
中国版Airbnbの主なサイトは、「住百家(ジュバイジァ)」「自在客(ジザイキャク)」「途家(トゥージァ)」の3つ。
東京・大阪・京都における各サイトの登録件数の推移を次図に示す。
急増していた「自在客」が7千件で頭打ちになったように見える。「途家」は減少に転じた。
【地域別の登録件数】大阪5か月連続で増加
東京・大阪・京都における3つのサイトの合計登録数の推移を次図に示す。
東京は減少に転じた。大阪は4か月連続で増加。
※同じ物件が複数のサイトに重複して登録されている場合があるので、3つのサイトの登録数の合計が東京・大阪・京都に存在する物件数の合計を意味しているワケでない。念のため。
【サイト・地域別の登録件数】「自在客」大阪が東京を逆転
サイト・地域別に見ると、「自在客」は大阪が東京を逆転(次図)。
【対Airbnb】大阪でAirbnbから中国版Airbnbにシフト!?
本家Airbnbの登録件数に対する中国版Airbnbの登録件数の割合は、東京34%、大阪44%、京都29%。
(Airbnb登録件数はAirbDatabankデータをもとに筆者集計)
民泊新法(住宅宿泊事業法) の施行(6月15日)に向けて、Airbnbの登録件数が減少し始めている(全国Airbnb登録件数6万件(前月比▲0.1%微減))。Airbnbから中国版Airbnbへのシフトが起きると予想しているのだが、中国版Airbnbの登録件数は意外と伸びていない(次図)。
ただ、大阪では、Airbnbの登録件数減少分の一部を、中国版Airbnbの登録件数増分がカバーしているように見えなくもない。今後、要経過観察……。
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