不動産ブログ「マンション・チラシの定点観測」

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最近の「読了」ツイートのまとめ(9冊)

だからどうだってこともないのだが、最近の「読了」ツイートを整理しておいた。

※実際にツイートした文章の一部を、加筆・修正した。


もくじ

ノウハウ

『証券会社がひた隠す米国債投資法』

米国ゼロクーポン債の30年ものを毎年1回買い続けろ、そうすれば定年後、年金代わりになり得るという話。

20・30代は検討に値する資産形成手法のひとつ。40代以上は手遅れ。

内容的には2011年に林敬一氏が上梓した『証券会社が売りたがらない米国債を買え!』 ダイヤモンド社 (2011/8/26)と同じような内容。
両者を読み比べることで、米国債を買うことの意味の理解を深められる。
20・30代は必読(20代の頃の自分に教えてあげたかった!)

証券会社がひた隠す米国債投資法 

※同書に言及したブログ記事「マン点流!(回答)予算1億円」も参照ください。

『話すだけで書ける究極の文章法 人工知能が助けてくれる!』

タッチタイピングが苦手な人に、強くオススメしたい。

リープフロッグできますよ!

政策

『ナチスの「手口」と緊急事態条項』

問題の所在が分かりやすく解説されている良書。

知的水準が高いとは言えない煽動政治家で、だからこそ、こいつらなら我々でコントロールできる(略)でも、結局のところはコントロールできなかった。理屈の通用しない人間が相手では、エリートがコントロールしようとしても限界があります。(P51-52)

ここでいう「知的水準が高いとは言えない煽動政治家」はナポレオンとヒトラーのこと。日本の政治家のことではない。

ナチスの「手口」を私たち主権者が学ぶなら、日本国憲法に、「大地震への対応を迅速かつ効率的に行うため」といった理由で緊急事態条項を盛り込むというのは、ありえない選択肢です。
(略)必要だとすればどのような歯止めを設けるべきか、徹底して議論しなければなりません。(P74)

戦後生まれは必読!

『ルポ トランプ王国』

なぜトランプが大統領になれたのかがよく理解できる力作。
10か月も前に下記を書いていたのは慧眼。

トランプ劇場に観客が飽き始め、(略)国内を結束させる手段としてトランプの脳裏に戦争という選択肢が浮かばないだろうか。(P234)

『未来の年表 人口減少日本でこれから起きること』

2033年、3戸に1戸空き家!

新築住宅の推進政策は、その歴史的役目をとっくに終えている。 中古市場の活性化や既存住宅の有効活用を図っていかなければ、 われわれは”悪夢”を目の当たりにする。(P97)

※同書に言及したブログ記事「空き家増加!若い世代は急いでマンションを買う必要はないのでは…」も参照ください。

『仮想通貨革命で働き方が変わる』

 仮想通貨そのものの話は少ない。

「日本ではシェアリングサービスについての規制緩和の議論がなされているが、サービスがブロックチェーンで自動的に遂行されることまでは想定されていない」(P140)

看取り

『遺言。』
  • 養老孟司著『遺言。』新潮社 (2017/11/16)

終活本かと思ったら、「同じ」がなんで同じなのかというようなことが延々と書かれている本だった。

「同じ」をテーマに1冊書き上げる養老パワーはある意味スゴイ!

『痛くない死に方』
  • 2千人の最期を看取った医師長尾氏の『痛くない死に方』ブックマン社 (2016/12/22)

老親を抱えた中高年には、強くオススメしたい良書。平穏死(=痛くない死に方)の知識は必須。

平穏死(=痛くない死に方)を迎えるための10の条件は、知っておきたい知識である

1.平穏死できない現実を知ろう
2.看取りの実績がある在宅医を探そう
3.勇気を出して葬儀屋さんと話してみよう
4.平穏死させてくれる施設/病院を選ぼう
5.年金が多い人こそ、リビングウィルを
6.転倒⇒骨折⇒寝たきりを予防しよう

7.脱水は友。胸水・腹水は安易に抜いてはいけない
8.緩和医療の恩恵にあずかろう
9.救急車を呼ぶ意味を考えよう
10.医師法20条を誤解するな!

『長尾和宏の死の授業』

安楽死と尊厳死の違い。尊厳死は全うし得るのか、し得ないのか。

団塊世代の高齢化時代を迎え、『痛くない死に方』と合わせて、この辺りの情報はおさえておきたい。

あわせて読みたい(記事化した本)

2023年6月1日、このブログ開設から19周年を迎えました (^_^)/
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