先日のブログ記事「新築vs中古!過去12年間の「首都圏マンション市場動向」を可視化(2017年版)」で、過去12年間の首都圏と23区の新築・中古マンション市場動向を可視化した。
本日は、都下・3県(多摩地区・神奈川・埼玉・千葉)の過去12年間の新築・中古マンション市場動向を可視化してみよう。
ざっくり言うと
- 多摩地区:価格差(新築-中古)拡大、新築戸数中古を辛うじて上回る
- 神奈川県:価格差(新築-中古)大幅拡大、新築戸数中古を下回る
- 埼玉県:価格差(新築-中古)拡大、新築戸数中古と拮抗
- 千葉県:価格差(新築-中古)変化なし、新築戸数中古を下回る
新築マンションのデータは、不動産経済研究所の発表資料による。また、中古マンションのデータは東日本不動産流通機構の発表資料による。
多摩地区:価格差(新築-中古)拡大、新築戸数中古を辛うじて上回る
価格差(新築-中古)は拡大。17年の価格差は2,419万円(次図)。
16・17年の新築マンションの発売戸数は、中古マンションの成約戸数を辛うじて上回っている(次図)。
神奈川県:価格差(新築-中古)大幅拡大、新築戸数中古を下回る
価格差(新築-中古)は大幅に拡大。17年の価格差は2,719万円(次図)。
新築マンションの発売戸数は15年以降、中古マンションの成約戸数を下回っている(次図)。
埼玉県:価格差(新築-中古)拡大、新築戸数中古と拮抗
価格差(新築-中古)は拡大。17年の価格差は2,349万円(次図)。
新築マンションの発売戸数は14年以降、中古マンションの成約戸数と拮抗している(次図)。
千葉県:価格差(新築-中古)変化なし、新築戸数中古を下回る
価格差(新築-中古)は2千万円前後で、あまり変化していない。
17年の価格差は2,130万円(次図)。
新築マンションの発売戸数は15年以降、中古マンションの成約戸数を下回っている(次図)。
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