中国版Airbnb(中国系民泊仲介サイト)の登録件数に係る定点観測結果(11月20現在)。
ざっくり言うと
【サイト別の登録件数】減少傾向
中国版Airbnbの主なサイトは、「住百家(ジュバイジァ)」「自在客(ジザイキャク)」「途家(トゥージァ)」の3つ。
東京・大阪・京都における各サイトの登録件数の推移を次図に示す。
途家の登録件数は4月以降急増していたが、10月に減少に転じた(次図)。
自在客は17年9月をピークに減少。住百家は16年10月をピークに漸減中。
【地域別の登録件数】東京・大阪9月ピークに落ち込み
東京・大阪・京都における3つのサイトの合計登録数の推移を次図に示す。
東京、大阪ともに9月をピークに大きく落ち込んでいる。
※同じ物件が複数のサイトに重複して登録されている場合があるので、3つのサイトの登録数の合計が東京・大阪・京都に存在する物件数の合計を意味しているワケでない。念のため。
【サイト・地域別の登録件数】「途家」東京で激減
サイト・地域別に見ると、途家が東京で大きく減少しているのが目立つ(次図)。
【対Airbnb】大阪で中国版Airbnb登録件数32%
中国版Airbnbの登録件数の伸びは減少し、本家Airbnbに対する割合は、東京27%、大阪32%、京都23%。
(Airbnb登録件数はAirbDatabankデータをもとに筆者集計)
Airbnbの登録件数が伸び悩んでいるなかで、中国版Airbnbのほうも減少し始めた。
京都府警による無許可民泊の摘発(17年10月)や大阪地裁での無断民泊差し止め提訴(17年8月)などの影響なのか、あるいは来年6月に施行される住宅宿泊事業法(民泊新法)の影響なのか……。
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