無電柱化フォトコンテスト(都知事のツイート)
小池都知事の「フォトコンテストのお知らせ」ツートが炎上していた。
「醜い景色」という表現が火種となったようだ。
そもそも何を目的としたフォトコンテストなのか?
「無電柱化民間プロジェクト実行委員会」の8月18日のプレスリリースによれば、「無電柱化」の意識を高めてもらうことが目的とされている。
今回のコンテストは、より多くに人たちに電柱・電線に関心を持ってもらう事により、防災、安全・安心、景観といった観点から、「無電柱化」の意識を高めてもらう事を目的として、3年ぶりに開催するものです。
前置きが長くなった。
ファミリーフォトコンテスト(本日のチラシ)
一棟まるごとリノベーションマンション(駅徒歩7分、10階建て・総戸数59戸)の第1期本広告(販売戸数4戸)。
このマンションチラシにも「フォトコンテスト」が謳われている。
ファミリーフォトコンテスト2017
〇〇エリアの楽しくハッピーな家族写真にハシュタグをつけて、Facebook、Instagramで投稿してください。
写真選考で10名様に2,000円分のクオカードが当たります。
無電柱化のフォトコンテストの目的は、「無電柱化」の意識高揚であった。
では、ファミリーフォトコンテストのほうの目的は何なのか?
主に次の2点ではないだろうか。
- 多くの人に物件の関心を持ってもらうこと
- 家族の顔写真付きの個人情報をゲットすること
モデルルームでアンケート記入後、営業マンから「ご家族の写真を撮らせてください」と言われて、すんなり承諾する人は多くはないだろう。少なからぬ人が「写真の目的は何ですか?」と確認するのではないか。
「ファミリーフォトコンテスト」を謳えば、黙っていても家族の顔写真付きの個人情報が手に入る。営業サイドにとって、なんともオイシイ作戦じゃないか。たったの2万円(=10名×2,000円)で個人情報がゲットできる。
「ファミリーフォトコンテストは、個人情報安売りのイベントである」くらいに認識しておく必要があるのでは。
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(本日、マンション広告1枚)