国土交通省は6月30日、「住宅着工統計(平成29年5月分)」を公表。
ざっくり言うと
平成29年5月の住宅着工動向について、次のように記されている。
- 平成29年5月の住宅着工戸数は78,481戸で、前年同月比で0.3%減となった。また、季節調整済年率換算値では99.8万戸(前月比0.6%減)となった。
- 住宅着工の動向については、前年同月比で3か月ぶりの減少となっており、利用関係別にみると、前年同月比で持家、貸家は増、分譲住宅は減となった。
- 引き続き、今後の動向をしっかりと注視していく必要がある。
また、分譲マンションについては、次のように記されている。
- 前年同月比では先月の増加から再びの減少(前年同月比12.6%減)。
これだけでは、よく分からないので、いつものようにマンション関連のデータを中心に可視化してみよう
【全国分譲マンション】前年同月比▲12.6%減
5月は前年同月比▲12.6%の減。
たしかに「先月の増加から再びの減少」であることが確認できる。
【首都圏分譲マンション】前年同月比▲12.8%減
※黒色破線は、多項式(5次)の近似曲線。以下同じ。
上図は季節変動があるので分かりにくい。
そこで首都圏について、前年同月比の増減を可視化したのが次のグラフ。
このグラフであれば、季節変動の影響を排除できる。
首都圏では、前年同月比▲12.8%の減。
【都内の分譲マンション】前年同月比▲36.8%減
上図も季節変動があるので分かりにくい。
次のグラフであれば、季節変動の影響を排除できる。
東京の着工戸数は前年同月比▲36.8%の減。
各年5月の変化を可視化したのが次のグラフ。
前年同月比で大幅に減少していることが分かる。
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