新宿区に続き、世田谷区でも民泊の有識者検討会が設置される。早ければ今夏をメドに民泊に関する区の方針がまとめられる。
世田谷区が民泊の有識者検討会を4月に設置(日経記事)
新宿区に続き、世田谷区でも民泊の有識者検討会が設置される。早ければ今夏をメドに民泊に関する区の方針がまとめられる。
東京都世田谷区が民泊の有識者検討会 問題点や活用法探る
東京都世田谷区の保坂展人区長は6日の記者会見で、住宅の空き部屋などに有料で旅行者を泊める「民泊」について有識者らの検討会を4月にも設置すると発表した。
騒音防止や苦情への対応といった住環境の確保策のほか、観光資源としての活用方法をさぐる。検討会の意見を参考に、早ければ今夏をメドに区の民泊に関する方針をまとめる。
(中略)
同区によると、2016年度の民泊についての相談件数は46件で、15年度の17件と比べ急増している。(日経新聞 3月7日)
↓ 頻繁に鼻をすすりながら、下を向いたまま原稿を棒読みする保坂区長。
世田谷区長記者会見中継 YouTube(2017年3月6日)
世田谷区内のAirbnbの登録状況を確認しておこう。
Airbnb登録件数 世田谷は23区で6位
世田谷区内のAirbnbの登録件数は、23区では上から6番目、第2グループに属している。
「Airbnb登録件数 4.6万件(前月比0.5%の微増)」より
この1年で約600件から約750件と漸増している。急増しているというわけではない。
渋谷区(2位)、港区(3位)はどうするのか?
23区内で最もAirbnbの登録件数の多い新宿区は、昨年10月に「新宿区民泊問題対応検討会議」を設置し、「区民の安全・安心の確保を目的とした適正なルールづくり」の検討を進めている。世田谷区と違って、「観光資源としての活用方法」は検討外。
2番目に登録件数が多い渋谷区や、3番目に多い港区の具体的な動きは聞えてこない。今後の動きが注目される。
ちなみに、4番目に登録件数が多い台東区は、昨年3月に民泊に待ったをかける条例を制定。昨年7月には無許可で民泊を営業した業者が摘発されるなど、23区内でも違法民泊に対して最も厳しい措置が取られている。
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