不動産ブログ「マンション・チラシの定点観測」

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誰も教えてくれなかった!賃貸物件の選び方

賃貸物件をどのようにして選べばいいのか?

多くの人はネット情報を参考にしながら、自己流で選んでいるのではないだろうか。

そんなあなたのために、とっておきの方法をまとめておいた。


もくじ

【STEP1】住みたい街の沿線の賃貸相場を把握する

最近はネットで簡単に賃貸相場を調べることができる。

たとえば、SUUMOの「全国の家賃相場・賃料相場情報

SUUMOの「全国の家賃相場・賃料相場情報」

 

路線別・駅別に間取りタイプ別の賃貸マンション・アパートの相場をグラフで確認できる(次図)。

JR中央線の家賃相場情報

【STEP2】賃貸アプリを選ぶ

住んでみたい物件の最寄りの駅が決まったら、空き時間を利用して、スマホの賃貸アプリで物件を探してみよう。

iOSにせよアンドロイドにせよ、様々な賃貸アプリがあるので、どれを使えばいいのか迷うかもしれない。

そんなあなたのために、無料の賃貸アプリのランキングを整理しておいた。

【STEP3】おとり物件を避ける

賃貸アプリで具体的な賃貸物件の候補が決まったら、不動産屋に連絡する。

でも、チョット待ってほしい。信じがたいことではあるが、大手の不動産情報サイトに掲載されている物件の4割超が「おとり物件」なのだ。

成約済みや架空の賃貸物件を掲載し、顧客を店舗に呼び込む「おとり物件」商法に引っかかると、時間もカネも無駄なうえに、ハズレ物件を契約させられる可能性が高い。

 

ではどうすればいいのか?

実は簡単にしかも無料で、おとり物件を回避する方法がある。

イタンジ株式会社が運営している「ノマド 」サイトのトップページにある「おとり物件チェッカー」機能を利用すれば、不動産屋に直接問い合わせしなくても、おとり物件かどうか簡単にチェックできるのだ(次図)。

ただし、チェックできる対応エリア は東京都全域と神奈川県東部。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/f/flats/20161213/20161213065218.png

 

おとり物件でないことが確認できたら、不動産屋さんに連絡する。

まあ、最初からおとり物件のことなど気にしなくても済むのは、UR賃貸(UR都市機構)やJKK東京(東京都住宅供給公社)が管理している物件だ。

しかもこれらの賃貸物件は、当たりはずれが少なく、維持管理もしっかりしているので、検討対象に含めておいて損はないであろう。

検討対象に含めて損はないUR賃貸

UR賃貸住宅には4つのメリットがある。すなわち敷金不要、手数料不要、更新料不要、保証人不要。

また、気心知れた友人ちょっと贅沢に都心暮らしを楽しめる「ハウスシェアリング制度」や深夜帰宅が多い人のための、職場の近くのセカンドハウスとしての「マルチハビテーション制度」も用意されている。

ただ、保証人不要なので、ヘンな輩が住んでいる可能性があるのが難点かもしれない(UR都市機構と都住宅供給公社の「闇民泊」のその後)。

JKK東京の「一般賃貸住宅」「都民住宅」は穴場かも

都内限定ではあるが、JKK東京(東京都住宅供給公社)が管理している「一般賃貸住宅」や「都民住宅」は穴場かもしれない。

一般賃貸住宅は約2万8,400戸、都民住宅は約9,800戸と物件数も多い(マップ参照)。 

ただ、「一般賃貸住宅」は、一定以上の所得がないと入居できない。また、「都民住宅」のほうは、所得の上限と下限の制限がある。

東京都住宅供給公社が都内で管理している住宅| Googleマップ

事故物件でもかまわなければ4割引き

殺人や自殺といった人の死に係る事件・事故が起きた「事故物件」が気にならない人であれば、通常の賃貸よりも4割引きで契約できる。

UR賃貸では「特別募集住宅」として、募集している(次図)。

※入居から1年間、家賃が半額に割り引かれる。

UR賃貸「特別募集住宅」

ただ、最初は大丈夫だと思って事故物件を選んでも、やっぱり精神的にダメだったということもあり得るので、事前に事故物件の実態をよく理解しておく必要があるだろう。

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2023年6月1日、このブログ開設から19周年を迎えました (^_^)/
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