国土交通省は12月27日、「住宅着工統計(平成28年11月分)」を公表。
ざっくり言うと
平成28年11月の住宅着工動向について、次のように記されている。
- 平成28年11月の住宅着工戸数は85,051戸で、前年同月比で6.7%増となった。また、季節調整済年率換算値では93.7万戸(前月比4.2%減)となった。
- 住宅着工の動向については、前年同月比で5ヶ月連続の増加となっており、利用関係別にみると、前年同月比で持家、貸家は増、分譲住宅は減となった。
- 引き続き、今後の動向をしっかりと注視していく必要がある。
また、分譲マンションについては、次のように記されている。
- 前年同月比では3か月ぶりの減少(前年同月比6.9%減)。
これだけでは、よく分からないので、いつものようにマンション関連のデータを中心に可視化してみよう
【全国分譲マンション】前年同月比▲6.9%減少
11月は前年同月比▲6.9%の減少。
たしかに「3か月ぶりの減少」であることが確認できる。
【首都圏分譲マンション】前年同月比▲3.0%微減
※黒色破線は、多項式(5次)の近似曲線。以下同じ。
首都圏では、前年同月比▲3.0%の微減。
ただ、季節変動があるので分かりにくい。
そこで首都圏について、前年同月比の増減を可視化したのが次のグラフ。
このグラフであれば、季節変動の影響を排除できる。
前年同月比で、3か月ぶりに減少していることが分かる。
【都内の分譲マンション】前年同月比7.9%増加
東京の着工戸数は前年同月比7.9%の増加。
ただ、季節変動があるので分かりにくい。
次のグラフであれば、季節変動の影響を排除できる。
たしかに前年同月比で増加している(プラスになっている)ことが分かる。
各年11月の変化を可視化したのが次のグラフ。
11月の着工戸数は漸減気味。
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