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新築億ションの供給率が激減

不動産経済研究所は12月14日、「11月の首都圏新築マンション市場動向」を発表。

特に23区の発売単価は、つるべ落とし状態であり、首都圏新築マンション市場にいよいよ陰りがでてきたことを一昨日のブログで紹介した(首都圏新築マンション市場に陰り)。

同発売資料には、価格帯別戸数のデータも掲載されているので、過去のデータも交えて、もう少し深掘りしてみた。

価格帯別の発売戸数割合の推移(23区)

23区の新築マンションの発売戸数は、5,000万円を境にクッキリと2極化していて、これまで5,000万円以下の供給割合が極端に低かったのだが――
11月は3千万円台の割合が増加する一方で、億ションの割合が減少した(次図)。

価格帯別の発売戸数割合の推移(23区)

 

億ションの発売戸数・率の推移(23区)

15年7月を境に潮目が変わって、15年7月の億ションの発売戸数が435戸と突出したのち、100戸~200戸(10%~20%)で推移していたのだが――
最近は4か月連続で70戸台と低迷した後、11月は18戸(1.6%)と激減した(次図)。

新築億ション発売戸数・率の推移(23区)

 

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