昨日の記事「「おとり広告」と共生する不動産業界」で、不動産情報サイトに掲載されている4割超の物件がおとり広告である旨を紹介した。
本日は「おとり物件」を避ける方法と、おとり物件を発見したときの通報方法を紹介しよう。
「おとり物件」を避ける方法:おとり物件チェッカー
イタンジ株式会社が運営している「ノマド 」サイトのトップページにある「おとり物件チェッカー」機能を利用すれば、不動産屋に直接問い合わせしなくても、おとり物件かどうか簡単にチェックできる(次図)。
実際に世田谷区にある駅徒歩5分以内のワンルームで、賃料が安くて魅力的な5物件のURLを入力したところ、30分ほどで回答メールが返ってきた。
4件は「募集情報が確認できました」とあるが、1件は「現在募集を行っておりませんでした」との回答(次図)。
15.95m2の新築ワンルーム(賃料7.4万円、管理費等5,000円)は「おとり物件」の可能性があることが分かった。
「おとり物件」の通報方法:掲載情報110番
このようなおとり物件の通報窓口として、HOME'Sは「掲載情報110番」を開設している(次図)。
「安心・安全のための取り組み」のページには、「匿名でのご意見・ご指摘をしていただけます」となっている(次図)。
でも、入力フォームでは、名前やメルアド、電話番号などが「必須」(次図)。匿名の受付にはなっていない。
わざわざ「指摘の確認のため社名は公開させていただきますので、予めご了承願います」とまで注釈されている(何じゃこりゃ?)。
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