国土交通省が羽田新ルートを2019年度末にも運用開始する方向で検討を進めているという。
羽田空港「新ルート」、2019年度末にも運用開始の方向で検討
羽田空港への東京上空ルートが、2019年度末にも運用開始の方向で検討されていることがわかった。
新ルートは、東京都心の上空を通過するもので、渋谷区や港区などで、東京スカイツリーより低く飛行し、品川区大井町付近では305メートルと、東京タワーより低い位置を飛行する。(以下略)(FNNニュース 11月30日)
これまで、第4回「首都圏空港機能強化の具体化に向けた協議会」(2016年7月28日開催)で配布された資料では、東京オリンピック・パラリンピック開催に向けて新飛行経路の運航が可能となるよう、環境影響評価(環境アセスメント)の手続きを進めることとしていた(次図)。
「資料1 羽田空港機能強化に係る第3回協議会以降の取組」(PDF3.2MB)(P2)より
環境影響評価(環境アセスメント)の詳細手順は、手順は5つに分かれていて、事業開始前に必要な手続きは概ね3~5年をかけて実施するとされている。
「資料3 成田空港機能強化に係る第3回協議会以降の取組」(PDF834KB)(P2)より
ここにきて、国交省は11月18日、年明けに第2弾の羽田新飛行ルート説明会の実施を公表(羽田新飛行ルート説明会|今年度も「オープンハウス型」だけ)。
環境影響評価などの手続きを加速させようということなのだろうか――。
【追記 17年7月13日】環境影響評価は実施されない
国交省に電話照会したところ、環境影響評価は実施されないことを確認した。
※詳しくは、「羽田新飛行ルート|環境アセスは実施されない!」参照。
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