国土交通省は11月30日、「住宅着工統計(平成28年10月分)」を公表。
ざっくり言うと
平成28年10月の住宅着工動向について、次のように記されている。
- 平成28年10月の住宅着工戸数は87,707戸で、前年同月比で13.7%増となった。また、季節調整済年率換算値では98.3万戸(前月比0.1%減)となった。
- 住宅着工の動向については、前年同月比で4ヶ月連続の増加となっており、利用関係別にみると、前年同月比で持家、貸家、分譲住宅ともに増となった。
- 引き続き、今後の動向をしっかりと注視していく必要がある。
また、分譲マンションについては、次のように記されている。
- 前年同月比では2か月連続の増加(前年同月比9.0%増)。
これだけでは、よく分からないので、いつものようにマンション関連のデータを中心に可視化してみよう
【全国分譲マンション】前年同月比9.0%増加
10月は前年同月比9.0%の増。
たしかに「2か月連続の増加」した様子が確認できる。
【首都圏分譲マンション】前年同月比38.2%大幅増
※黒色破線は、多項式(5次)の近似曲線。以下同じ。
首都圏では、前年同月比38.2%の大幅増。
ただ、季節変動があるので分かりにくい。
そこで首都圏について、前年同月比の増減を可視化したのが次のグラフ。
このグラフであれば、季節変動の影響を排除できる。
前年同月比で、2か月連続で大幅に増加していることが分かる。
【都内の分譲マンション】前年同月比9.9%増加
東京の着工戸数は前年同月比9.9%の増加。
ただ、季節変動があるので分かりにくい。
次のグラフであれば、季節変動の影響を排除できる。
たしかに前年同月比で増加していることが分かる。
各年10月の変化を可視化したのが次のグラフ。
10月の着工戸数は変動が大きいことが分かる。
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