国土交通省は10月31日、「住宅着工統計(平成28年9月分)」を公表。
ざっくり言うと
平成28年9月の住宅着工動向について、次のように記されている。
- 平成28年9月の住宅着工戸数は85,622戸で、前年同月比で10.0%増となった。また、季節調整済年率換算値では98.4万戸(前月比3.0%増)となった。
- 住宅着工の動向については、前年同月比で3ヶ月連続の増加となっており、利用関係別にみると、前年同月比で持家、貸家、分譲住宅ともに増となった。
- 引き続き、今後の動向をしっかりと注視していく必要がある。
また、分譲マンションについては、次のように記されている。
前年同月比では先月の減少から再びの増加(前年同月比23.0%増)。
これだけでは、よく分からないので、いつものようにマンション関連のデータを中心に可視化してみよう。
全国分譲マンション 23.0%増
9月は前年同月比23.0%の増。
たしかに「先月の減少から再びの増加」した様子が確認できる。
首都圏分譲マンション 75.1%の大幅増
※黒色破線は、多項式(5次)の近似曲線。以下同じ。
首都圏では、前年同月比75.1%の大幅増。
ただ、季節変動があるので分かりにくい。
首都圏について、前年同月比の増減を可視化したのが次のグラフ。
このグラフであれば、季節変動の影響を排除できる。
たしかに前年同月比で大幅に増加していることが分かる。
都内の分譲マンション 68.9%の大幅増
東京を見ると、着工戸数は前年同月比68.9%と大幅増。
ただ、季節変動があるので分かりにくい。
次のグラフであれば、季節変動の影響を排除できる。
たしかに前年同月比で大幅に増加していることが分かる。
もっと泥臭いのが次のグラフ。
9月の着工戸数は変動が大きいことが分かる。
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