総務省は10月26日、2015年国勢調査の確定値を公表。
報道各社は、外国人を含む総人口は1億2,709万4,745人で、1920年の調査開始以来、初めて減少に転じたことを伝えている。
全国の市区町村別の人口と世帯データがエクセルで公開されていたので、前回国勢調査(2010年)の調査データと比べた1都3県の世帯数の増減に着目して可視化してみた(次図)。
やはりというか、23区を中心に世帯数が増加していることが分かる。
あと、東京都に近い千葉県の柏市や船橋市などの世帯数の増加が目立つ。
特筆すべきは、23区でも足立区だけが3,766世帯(314,618⇒310,852)のマイナスであること。
足立区は人口のほうも、23区で唯一マイナス▲12,318人(683,426⇒671,108)だ。
豊島区が消滅(日本創成会議)するよりも、足立区が消滅するほうが先か?
世帯数増加自治体TOP20は次のとおり。
23区のうち14区がランクイン。
- 1位:江東区(30,058 世帯)
- 2位:大田区(25,839 世帯)
- 3位:港区(20,273 世帯)
- 4位:板橋区(18,976 世帯)
- 5位:台東区(16,474 世帯)
- 6位:品川区(16,190 世帯)
- 7位:世田谷区(13,374 世帯)
- 8位:柏市(13,192 世帯)
- 9位:渋谷区(11,752 世帯)
- 10位:中野区(11,363 世帯)
- 11位:川口市(11,358 世帯)
- 12位:中央区(11,203 世帯)
- 13位:船橋市(10,371 世帯)
- 14位:豊島区(9,890 世帯)
- 15位:杉並区(9,608 世帯)
- 16位:墨田区(9,541 世帯)
- 17位:文京区(8,887 世帯)
- 18位:港北区(8,751 世帯)
- 19位:鶴見区(8,656 世帯)
- 20位:川越市(8,569 世帯)
1位江東区、2位大田区、3位港区。マンションが林立した影響か。あるいは外国人が増えた影響か。
江東区は湾岸マンションの影響が大きいそうだ(江東区人口50万人突破!増減分布を可視化してみた)。