不動産経済研究所は10月17日、「9月の首都圏新築マンション市場動向」を発表。
不動産経済研究所の文章には景気のいい単語が並んでいるが、データを可視化してみるとそうでもなさそうなことを紹介した(新築マンションが売れていない!首都圏新築マンション市場動向)。
同発売資料には、価格帯別戸数のデータが掲載されているので、過去のデータも交えて、もう少し深掘りしてみた。
価格帯別の発売戸数割合の推移(23区)
23区の新築マンションの発売戸数は、5,000万円を境にクッキリと2極化していることが分かる。
前月5,000万円以下の供給割合が若干増えたのもつかの間、9月は再び5,000万円以下の供給割合が激減。
5,000万円超~7,000万円台の供給割合は概ね10%超え。
庶民にはなかなか手が出ない状況が続いている。
億ションの発売戸数・率の推移(23区)
15年7月を境に潮目が変わって、15年7月の億ションの発売戸数が435戸と突出したのち、100戸~200戸(10%~20%)で推移していたのだが――
ここにきて3か月連続で70戸台と低迷している。
億ション率(全発売戸数に占める億ション発売戸数の割合)も7%を切っている。
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