中国版Airbnb登録物件数の観測結果(9月20現在)。
ざっくり言うと
- 【サイト別】先月急増した住百家の登録件数の伸びがやや鈍化
- 【地域別】中国版Airbnbの登録件数は東京が大阪を若干上回っている
- 【Airbnbとの比較】Airbnb登録件数に対して中国版Airbnbの割合は2割
【サイト別】先月急増した住百家の登録件数の伸びがやや鈍化
中国版Airbnbの主なサイトは、「住百家(ジュバイジァ)」「自在客(ジザイキャク)」「途家(トゥージァ)」の3つ。
東京・大阪・京都における各サイトの登録件数の推移を次図に示す。
先月、住百家の登録件数は急増し、プレーキの掛かっていた自在客を一気に追い抜いたのだが、この1か月は住百家の伸びはやや鈍化。
さらに地域で見ると(次図)、住百家の登録件数は、東京(1,538件)が大阪(1,508件)を若干上回っている(9月20日現在)。
【地域別】中国版Airbnbの登録件数は東京が大阪を若干上回っている
3つのサイトの合計登録数の推移を地域別に見ると、これまでは大阪が多かったのだが、東京で住百家が先月急増した結果、9月20日現在東京(2,879件)が大阪(2,803件)を若干上回っている(次図)。
※同じ物件が複数のサイトに登録されている場合があるので、合計登録数が東京・大阪・京都に存在する物件数の合計を意味しているワケでない。念のため。
【Airbnbとの比較】Airbnb登録件数に対して中国版Airbnbの割合は2割
現状では本家Airbnbに比べて、中国版Airbnb登録件数はまだ少ない(次図)。
(Airbnb登録件数はAirbDatabankデータをもとに筆者集計)
しかしながら、本家Airbnbに対する中国版Airbnbの割合はじわじわ増えており、9月20日現在約2割に達している(次図)。
(Airbnb登録件数はAirbDatabankデータをもとに筆者集計)
地域別(次図)にみると、本家Airbnb、中国版Airbnbともに京都では登録件数があまり増えていないことが分かる(次図)。
京都市長の違法民泊に対する強い姿勢が影響しているのであろうか(集合住宅の民泊化は「認めない」と京都市長が明言)。
これまで東京と大阪で住百家を中心に登録件数が伸びていたのだが、この1か月はやや鈍化。
警視庁による違法民泊の摘発の効果なのか?(一罰百戒?台東区で違法民泊の摘発 )
あるいは大阪府警が違法民泊の取り締まりを強化し始めているのか?
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