リクルート住まいカンパニーは8月22日、「2016年マンション管理とコミュニティについての調査」の結果を発表。
年齢や総戸数、総階数などの違いによって、「管理組合の総会への参加 」や「管理組合の理事などへの就任意向 」にある傾向が見られる結果となっている。
ざっくり言うと
※2000年以降に首都圏(東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、茨城県)の新築マンションを契約し、2004~2014年の間に入居、現在も同じマンションに住んでいる回答者 6,304人(回収率27.5%)を対象とした調査。
管理組合の総会への参加
Q23 あなたの世帯は、管理組合の総会に、参加していますか。
数字の羅列だとよく分からないので、可視化(グラフ化)してみよう。
年齢が高いと参加率が上昇し「60歳以上」で5割を超える
世帯主の年齢別に整理したのが次のグラフ。
参加(「ほぼ参加」と「どちらかというと参加」の合計)は、年齢層が高くなると増える傾向にあり、「60歳以上」だと5割を超える。
総戸数が増えると不参加率が低下し「300戸以上」で7割に達する
総戸数別に整理したのが次のグラフ。
総戸数が増えると、不参加(「どちらかというと不参加が多い」と「ほぼ不参加である」の合計)の割合が高くなり、「300戸以上」だと7割に達する。
総階数が増えると不参加率が低下し「30階以上」で7割を超える
総階数別に整理したのが次のグラフ。
総階数が増えると、不参加の割合が高くなり、「30階以上」だと7割を超える。
管理組合の理事などへの就任意向
Q24 あなたは次のことにあてはまりますか?
- 「管理組合の理事や、専門委員会の委員になってもいいと思っている」
この数字の羅列も可視化(グラフ化)してみよう。
年齢が高いと「なってもいい」と考える人が増加
世帯主の年齢別に整理したのが次のグラフ。
あてはまる(「あてはまる」と「ややあてはまる」の合計)は、年齢層が高くなると増える傾向にあり、「60歳以上」だと4割を超える。
総戸数が増えると「なってもいい」と考える人が減少
総戸数別に整理したのが次のグラフ。
総戸数が増えると、あてはまる(「あてはまる」と「ややあてはまる」の合計)の割合が低くなり、「300戸以上」だと27%。
総階数が増えると「なってもいい」と考える人が減少
総階数別に整理したのが次のグラフ。
総階数が増えると、あてはまるの割合が低下し、「30階以上」だと25%。
まとめ
- マンションの規模(総戸数、総階数)が大きくなるほど、管理組合総会への参加率や、「理事などになってもいい」と考える人の割合が低下する。
- 年齢層が高くなるほど、管理組合総会への参加率や、「理事などになってもいい」と考える人の割合が高くなる。
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