昨日の日経に、川崎市中原区の人口が25万人を突破した記事が掲載されていた。
川崎市中原区の人口25万人超え 武蔵小杉のマンション林立で
川崎市中原区の人口が1日時点で前月比481人増え、25万301人と同市の行政区で初めて25万人を突破した。神奈川県内の市区では平塚市に匹敵する規模。
区内の武蔵小杉駅近くに林立するタワーマンションに30代以上のファミリー層、周辺部に20代の若者の転入者が増えている。
東京や横浜の主要駅に乗り換えなしで行ける利便性で人気を集めている。(以下略)
(日本経済新聞 6月11日)
約10年前から中原区の人口が増加している
川崎市のホームページに、「区別、世帯数、男女別人口、面積(10月1日現在)」の長期時系列データが公開されているので、グラフ化してみた(次図)。
中原区は約10年前から人口の増加が著しく、13年に20万人を突破。その後3年間で5万人が増加し、遂に25万人を突破したのである。
過去10年間、川崎市のどこでどの程度人口が増えたのか?
川崎市のホームページに、「町丁別世帯数・人口」のデータも公開されているので、16年3月末と10年前(06年3月末)の人口を地図に落としてみた(次図)。
もう少し分かりやすくするために、06年から16年の10年間に増減した人口を計算し、地図に落としてみた。
ざっくり言えば、川崎区の北西部(東海道本線と首都高に挟まれた広域エリア)と中原区の武蔵小杉駅周辺の人口が増えている。
武蔵小杉駅周辺を拡大したのが次図。
タワーマンションが林立しているエリアの人口が大きく増加していることがよく分かる。