不動産ブログ「マンション・チラシの定点観測」

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マンションチラシの「完売御礼」にまつわる話

某マスメディアの方から、マンションチラシの「完売御礼」にまつわる話を聞かせてほしい旨の連絡を頂戴した。

メモ代わりに、過去記事からピックアップしておこう。


もくじ

「即日完売」の真実

「予告広告」でモデルルームに集客しておいて、「即日完売」できる戸数の見通しが得られた段階で「本広告」を出して受付・抽選に走るという、とっても巧妙に仕組まれた"販促ワザ"を、一般の多くの人は知らない。

不動産経済研究所が毎月発表している「首都圏マンション市場動向」の資料で、「即日完売」として紹介されている物件のなかには、そのような"販促ワザ"を駆使した事例が散見される。


即日完売率が低下し始めた!

よほどのヒドイ物件でなければ、“即日完売”を演出できる?」はずだったのだが、最近はどうやら様子が違ってきたようだ。

5年ほど前から減少傾向にあった首都圏新築マンションの即日完売率。
15年9月以降1桁台にまで落ち込んでいた即日完売率が、4月には遂に1.0%にまで低下。

首都圏の新築マンション市況が異変をきたし始めている・・・・・・。


「即日完売」と「登録申込即日完売」の違い

あと、ちょっと紛らわしいのが、「登録申込即日完売」。「即日完売」と似ているようだが、微妙に違う。

「登録申込即日完売」とは、登録申込みの受付を開始して、すぐに販売対象のすべての住戸に申し込みがあった状況を意味している。


登録申込みの後、あるいは抽選の後、たとえキャンセル住戸が発生しても、「登録申込即日完売」であることには変わらないから、胸を張って「第1期<〇〇戸>登録申込即日完売」などと謳うことができる。

ところが、「即日完売」となると、登録申込みの後、あるいは抽選の後、キャンセル住戸が発生した場合、「第1期<〇〇戸>即日完売」と謳うには、大手のデベロッパーとしては後ろめたさが残るから避けたいところだ。

詳しくは、「「即日完売」と「登録申込即日完売」の違い」をご参照。

 

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(本日、マンション広告なし)

2023年6月1日、このブログ開設から19周年を迎えました (^_^)/
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