東洋経済オンラインに、「マンション価値」が下がらない駅ランキング~首都圏50駅、近畿30駅、中部10駅を一挙公開の記事が掲載されている。
首都圏では、1位広尾、2位表参道、3位半蔵門、4位白金台。近畿圏では1位御影、2位六甲、3位住吉と神戸市内の駅が上位を独占。
中部圏では1位の八事から10位の星ケ丘までいずれも一戸建ての供給も多い高級住宅街だという。
ヴィンテージ・マンションのランキングには、タワーマンションは含まれていないという。
実はヴィンテージ・マンションのランキングには最高階数が20階を超えるようなタワーマンションは含まれていない。
タワーマンションは同一物件内にさまざまなタイプの住戸があり、専有面積の上限と下限に大きな差が生じているからだ。
同記事の情報源となっている東京カンテイのホームページに、「ヴィンテージ・マンション 駅別物件数上位20駅」(PDF:223KB)として、駅ごとに「物件数」「総戸数」「中古流通時平均坪単価(万円)」が掲載されているので、可視化してみた。
物件数、総戸数とも、広尾駅がダントツに多いことが分かる。
坪単価の高さでは、半蔵門駅が一番高い。
TOP10は次の通り。
- 1位:広尾(東京メトロ日比谷線)36件/1,693戸/465.1万円/坪
- 2位:表参道(東京メトロ銀座線)15件/497戸/412.4万円/坪
- 3位:半蔵門(東京メトロ半蔵門線)14件/601戸/491.7万円/坪
- 4位:白金台(都営三田線)10件/395戸/392.9万円/坪
- 5位:目黒(JR山手線)7件/169戸/355.7万円/坪
- 5位:渋谷(JR山手線)7件/141戸/412.1万円/坪
- 5位:代々木上原(小田急小田原線)7件/108戸/356.9万円/坪
- 8位:品川(JR山手線)6件/394戸/368.1万円/坪
- 8位:青山一丁目(東京メトロ銀座線)6件/228戸/450.5万円/坪
- 10位:麹町(東京メトロ有楽町線)5件/199戸/394.3万円/坪
なお、東京カンテイが発表した資料には、ヴィンテージ・マンションは下記のように定義されている。
ヴィンテージ・マンションとは
- 2015年12月31日時点で、少なくとも築10年以上を経過していること
- 専ら住宅地(≒住居用途地域)に所在していること
※近隣商業地域を含む- 物件の平均専有面積が100m2前後であること(少なくとも90m2以上であること)
- 物件から発生する中古流通事例の90%以上が坪300万円以上であること
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