生活音トラブルが殺人にまで至るという事件が昨日2件発生。
ざっくり言うと
生活音トラブル殺人が1日に2件も発生!
1件は江戸川区で職業不詳の男(73)が拳銃を使った事件。
もう1件は兵庫県尼崎市の無職男性(67)がハンマーと包丁使った事件。
男性を銃で撃った後、自殺か…生活音でトラブル
19日午前2時45分頃、東京都江戸川区東葛西の2階建てアパートから「上階の男を拳銃で撃った。これから自分の頭も撃つ」と男の声で110番があった。
(中略)
同署幹部によると、2階の玄関ドアにはチェーンロックがかかっており、倉田さんはドアの隙間から頭部を撃たれたとみられる。1階の男は今年4月以降、「ドアの開け閉めや足音など、上階の生活音がうるさい」などと110番を繰り返しており、倉田さんとトラブルになっていた。(YOMIURI ONLIN 5月19日)
母娘殺傷疑いで男逮捕、兵庫 騒音トラブルか
19日午後4時45分ごろ、兵庫県尼崎市下坂部の路上で母と娘が男にハンマーで殴られたり、包丁で刺されたりした。
(中略)
尼崎東署は、殺人未遂の疑いで現場近くの同市下坂部、無職豊島速夫容疑者(67)を現行犯逮捕した。豊島容疑者は西さんと同じ集合住宅の1階に住み、騒音を巡りトラブルになっていた可能性がある。同署は容疑を殺人に切り替え、詳しく捜査する。(共同通信 5月19日)
生活音トラブル殺人が高年齢化?
マンションの3大トラブルは、「違法駐車・違法駐輪」「生活音」「ペット飼育」。
「「マンション総合調査結果報告書」にみるスラム化の兆候」より
騒音が引き金になったトラブルで有名なのは、1974年8月に起きた「ピアノ騒音が殺人」。階下からピアノの音に腹を立てた男性(犯行当時46歳)が刺身包丁で母子3人を殺害した事件である。男性は2016年時点で最古参の死刑確定囚(Wikipedia)。
江戸川区の事件の詳細は現段階では不明だが、職業不詳の男(73)が拳銃を使って事件を起こしたということが恐ろしい。閑静な住宅街のアパートに住んでいた高齢者が銃を持っていたというのがショッキングである。
「ピアノ騒音殺人」を犯した男性は犯行当時46歳。
江戸川区も尼崎市の事件も容疑者はいずれも70歳前後の高齢者である。
生活音トラブル殺人が高年齢化したのか・・・・・・。
「大島てる」サイトに早くも事故物件として登録される
事故物件サイト「大島てる」には、はやくも「拳銃自殺」「刺殺」物件として登録されている(次図)。
事故があった賃貸物件は4割引きが相場というのだが(事故物件めぐりをしてきました!)、孤独死ならばともかく、拳銃絡みの事故物件となると、このアパートを借りようという人は、なかなかいないのでは?
騒音トラブルに巻き込まれないためには、どうすればいいのか?
チョット古いが「近所がうるさい!―騒音トラブルの恐怖 (ベスト新書)」は読んでおきたい1冊だ。